
Where Cards Fall(ウェア・カード・フォール)
Snowman
パズルゲーム
AppleArcade (月額900円 初月無料)
ダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)

カードが広がり足場に変化!主人公をゴール地点へと導こう。
カードを動かして主人公を導くパズルアドベンチャー
「Where Cards Fall(ウェア・カード・フォール)」は、カードを動かして主人公を導くパズルアドベンチャー。
プレイヤーの目的は主人公をゴール地点まで導くこと。しかし道は途切れ途切れ。
そこで、足場となるカードを動かして道を作り出そう。
本作はApple Design Award 2020受賞作品。その名に恥じぬビジュアルやゲーム性、世界観が魅力の作品だぞ。
カードを畳んで移動!広げて足場を作り出そう

カードはピンチイン/ピンチアウトで畳んだり広げたりできる。
主人公の移動はタップで行える。カードの横幅分の幅なら自動的にジャンプして跳び越えてくれるぞ。
また、カードは、ピンチインで折り畳み、ピンチアウトで広げることが可能。
折り畳んだ状態のカードはスワイプで移動することができ、広げた状態だと主人公の足場に使えるぞ。
ヒント見放題!世界観だけ体験したい人もOK

ヒント機能を使うと、カードの配置場所をワイヤーフレームで示してくれる。
本作は月額課金のAppleArcade作品なので、広告や追加課金などは一切ナシ。
カードの正しい配置場所を教えてくれるヒント機能も使い放題。
なので、パズルは苦手だけど、本作の世界観は味わいたい…という人でもバッチリ楽しめるぞ。
「Where Cards Fall」の魅力はどこか懐かしく切ない世界観

雪の積もった夜のベンチに一人座る主人公。冒頭シーンがもう、切ない。
主人公を無事ゴールへと導くと、次の瞬間、主人公はどこかの建物の一室にいる。
そこで映されるのは、主人公の回想。どうやら少年時代っぽい。
秘密基地のようなところで友達と談笑していたり、ゲームセンターで遊んでいたりと、楽しかったころの思い出のよう。
こうしたシーンの数々は、どこか懐かしく、切ない印象を与えてくれる。
この切なさこそが、本作の魅力だと思う。
想像が世界観を広げる!セリフのないナラティブ演出

秘密基地っぽい場所で友だちと語らう。楽し気なシーンだけど、どこか切なさが漂う。
本作にはセリフやナレーションがほとんどない。物語は、風景と登場人物の動きといった情景だけ語られていく。
でも、だからこそ想像力が刺激され、世界観や物語をより深くイメージしてしまう。
これは、ナラティブといわれる手法。「Playdeads INSIDE(プレイデッド インサイド)」などの作品でも使われている手法で、没入感を高める効果を持っている。
現実すら心象風景なのか?変わりゆく風景

ピンク色の物体が雲のように浮いている。さすがに現実とは思えない…。
また、ゲーム開始時こそ、パズルパート=現実、物語パート=回想という形で分かれているものの、次第にパズルパートも心象風景のように変わっていく。
あきらかに街中をイメージさせるものだった風景が、ピンク色の何かが溢れた夢のようなものに変化。その光景はまるで、任天堂の「Mother」に登場するマジカントのよう…。
こうした演出を見ていると、自分の心と向かい合っているみたいだ。だからこそ、どこか懐かしく、切ないような気持ちになるのだろう。
ゲームの流れ
本作にタイトル画面はない。いきなり主人公がベンチに座っているシーンからスタート。
主人公の前に一枚のカードが出現。タップして主人公をカードまで導こう。
カードの中へと入った主人公が見たものは、過去の回想。
セリフやナレーションによる説明はない。何が行われているのかはプレイヤー自身が感じること。
回想が終わると、パズルパートへ。ステージ1はチュートリアル代わりになっていて、主人公の進むルートが黄色いラインで示されている。
ラインの通りにタップして、主人公を動かそう。
カードの拡大/縮小方法や移動方法については、さすがに文章によって解説してくれる。もちろん、日本語で!
カードを動かして足場を作り…ゴールへの道が繋がった。ゴール地点にもまた、カードが浮いている。
ゴール地点にあったカードの中へ入ると、再び回想シーン。友達らしき人物と、何か話している。
セリフはないと書いたが、実際には何か言葉らしくものを喋ってはいる。しかし字幕などによる説明はナシ。本作の紹介ページで公式も「セリフがない」と明言しているので、言葉を気にする必要はない模様。シーンが何を表現しているのか、心で感じよう。
「Where Cards Fall」の序盤攻略のコツは主人公とカードを動かす順序

どのカードをどのタイミングで、どの方向へ動かすかがパズルを解くカギ。
本作の序盤のパズルは、主人公とカードをどういう順番で動かすかにかかっている。
順番を考える時は、タテヨコ方向の動きと、高さ方向の動きを別々に考えるのがオススメだぞ。
カードを広げるタイミングが重要!タテヨコ方向の動き

カードをあえて小さめに広げることで他のカードの通り道を残しておく。
折り畳んだ状態のカードは、タテ方向、ヨコ方向のいずれにも自由に動かすことができる。
ただ、壁などの遮蔽物があると、その先へ動かすことはできない。当然といえば当然だが、この遮蔽物にはカード自身も含まれることに注意したい。
広げて建物状態になったカードは、それ自体が遮蔽物となって他のカードの移動を邪魔してしまう。
なので、動かす順番を考える際に、どんなタイミングでカードを広げるかも併せて考えよう。
カードの上にカードを乗せる!高さ方向の動き

坂を使って、カードの上に別のカードを持ってきた。広げればゴールへ道が繋がるぞ。
高低差のあるステージでは、カードを重ねて配置することができる。
この時重要なのが、下に配置したカードの大きさ。
カードを広げる際の最大サイズは、床となる地面のサイズに影響を受ける。
なので、下に配置したカードのが小さいと、上に配置したカードはそれ以上広げられなくなってしまう。
下のカードは、上に配置するカードの大きさをイメージしつつ配置しよう。