オールモスト・ゴーン - The Almost Gone
Playdigious
パズルゲーム
Android:98円 iOS:120円
死、喪失、精神をテーマにした謎解きアドベンチャー。生と死の狭間で運命を指し示す真実を解き明かそうダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
生と死の狭間でただ一人、主人公は自分の運命を指し示す真実を解き明かす冒険に出る
「オールモスト・ゴーン」(The Almost Gone)は主人公の精神描写が鮮烈な謎解きパズルアドベンチャー。
美しいジオラマの世界を隅から隅まで探索し、平凡な郊外の生活の表と裏に隠された真実を深く掘り下げていく。
感情の奥に深く響くストーリーを味わえる一作。
複雑入り組んだジオラマを探検する脱出アドベンチャー
美しいクォータービューのステージを探索し、脱出するアドベンチャー。ステージ謎を解くと、主人公をとりまく環境の秘密も徐々に明かされていく。
主人公の感情を丁寧に描写しているのが特徴。また、現実と精神世界の境界が曖昧になっていることで幻想的な質感をもたらしている。
「オールモスト・ゴーン」の特徴は陰鬱な主人公の精神世界
ヒロインの家族との不和を描く心理描写やBGMが素晴らしい。特にBGMがいい感じにドゥームなので是非ヘッドホンでプレイしてうわあああとなってほしい。
脱出ゲームなどに近いオーソドックスな謎解きだが、視点を回転させる要素により立体的なステージを攻略するのが面白い。
本作を手掛けたのはベルギーのインディーデベロッパ、Happy Volcano。「Dead Cells」「Evoland 2」など、名作をスマホにドロップしまくってきたPlaydigiousがパブリッシング。
日本語の翻訳もバッチリ。オススメ。
現実と精神世界の境界が曖昧になったマップ
精神世界を舞台にしているのもあり、各マップの繋がりと、どこにいるのかが、狙いかもしれないが正直わかりづらい時がある。
そういう時は画面右下の位置表示を参考にして進めるようにしよう。あと、結構精神的にエグい描写もたまに来るので落ち込んでる時は要注意。
ゲームの流れ
目覚めた少女。でも、なにかが決定的に違っていた。外に出たい。たとえどんな過酷なものであっても。
なお、「このゲームでは一部のプレイヤーに不安を抱かせるおそれのあるデリケートで大人向けの表現を扱います」とある。注意。
父や母との思い出が語られる部屋のシーケンス。
そして謎解きもまた、彼女の記憶を探る冒険の一部なのだ。
望遠鏡のレンズを見つけたら空を見上げてみよう。
操作はフリックとタッチだけで説明不要だが、マップを回転させられるのに気づけばより楽に探索できる。
オルモストゴーン、ほとんどなくなった。とはどういうことなのか。確かに喪失が繰り返し描かれる。
序盤は自宅だけだが、森の中のテント、木の中のパトカー、廃墟となった病院とステージは続いていく。
本作は謎解きアドベンチャーとしてもスタイリッシュで面白いが、何よりも少女の空虚な心理描写がいちいち面白い。
脱出ゲームに自分がついつい欲しがってしまうストーリー描写や謎がきちんとあるのはとてもありがたい。操作性もいいし。
「オールモスト・ゴーン」の序盤攻略のコツ
前述の通り、今どこにいるのかがわかりづらい。画面下部のマップ(頼りないが)は、今いる場所から移動できる箇所をしめしている。
どこに何があったか、ある程度把握しつつ進むとスムーズに進められるはず。とりあえず星座を2つ見つけて鍵を明け、一階に降りよう。階段はタップで昇降できる。
視点を回転させよう
本作は左右にスワイプすることで部屋を回転でき、これにより新たな発見をすることがある。
手に入れたアイテムは左下で選び使う。基本的に謎解き自体はそこまで難しくないが、見逃しが多いのでマップと回転は忘れずに行うようにしよう。