Life Gallery(ライフギャラリー)

Life Gallery(ライフギャラリー)

パブリッシャー 751Games Co., Ltd.

ジャンル ホラーアドベンチャーゲーム

価格 Android:無料 iOS:250円

グロテスクな世界観が心に突き刺さる!単眼の少年の人生をダークな絵として描くトガッたアドベンチャー

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単眼の少年とその家族。双子の弟は、隻腕という障がいを抱えている。

単眼の少年の人生を体験するダークなアドベンチャーゲーム

「Life Gallery(ライフギャラリー)」は、単眼の少年を主人公とした、ダークなアドベンチャーゲーム。

その双子は体が繋がった状態で誕生し、生まれた後に切り離された。双子の体重はいずれも同じ。そして、兄は単眼、弟は片腕…と、いずれも障がいを抱えていた。

ひとつだけ違っていたのは、家族が接する態度。兄と弟に注がれる家族の愛情は全く正反対だったのだ。

不気味なアートの中に、人間の抱える闇を描いた世界観はダークでグロテスク。これはインディーズゲームでないと描けない…!

何をすればいい?プレイヤー自ら読み解くゲーム

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双子の誕生を描いた絵。このシーンで何をするべきか、考えて実行しよう。

「Life Gallery(ライフギャラリー)」…人生の画廊というタイトルの通り、本作は、ひとつのシーンが1枚の絵として構成されている。

言葉による説明はほとんどない。なので、各シーンで何をすればいいのかはプレイヤー自身が考えなければならない

シーンの意味を読み解き、正しいアクションを行うことで絵に変化が生じ、次のシーンへと進めるぞ。

最後までプレイするのは有料!だがプレイする価値はある

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iOSは最初から有料。ここまでを読んで興味を持ったなら、買って損はないと思う。

本作はiOS版が有料アプリ、Android版が無料アプリとして提供されている。

ただしAndroid版も無料でプレイできるのは第一章まで。第二章以降をプレイするには課金が必要だぞ。

本作はかなりトガッた内容なので、好き嫌いは分かれるだろう。なので、第一章をプレイして好みの世界観なら、課金して損はない

何せ、本作のようなゲームは他にない。なので、本作には課金してでもプレイする価値があると思う。

「Life Gallery」の魅力はダークでグロテスクな世界観

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挿入されるテキストは少年の心の言葉。寂しさと悲しさ、そして不気味さを感じさせる。

大ヒット前提…つまりメジャー狙いのゲームというのは、どうしても表現にブレーキがかかる。

なぜなら、人が不快になるような表現を入れたら、プレイする人が減る…。つまり、売れなくなってしまうから。

だからこそ、本作のように不快になるほどダークでグロテスクな世界観というのは、メジャー狙いのゲームでは実現しづらい。

逆に言えば本作は、インディーズゲームの良さが最大限詰まった作品といえる!

見た目が不気味!しかも説明されない世界観

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同じ重さの双子。しかし、弟の方には父と母らしき分銅が。この絵の意味するものは?

本作のビジュアルは、パッと見ただけでもダークでグロテスク。これだけでも不快に思う人はいるだろう。

しかし、本作はそこに留まらず、「言葉では説明しない」という方法論がプラスされている。

そこに何が描かれているのかわかりやすく説明されない。だから、心の中にモヤモヤした気持ち悪い感覚が残る…。

だからこそ不快に感じるし、一方で、説明されないからこそ、先がプレイしたくなってしまう…!

胸に鋭く突き刺さる!人間の奥深い闇

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主人公以外の写真に血の跡がついていく。主人公は単なる被害者ではない…!?

さらに闇を濃くしているのが、本作のテーマ性

主人公の両親は、弟には最大限の愛情を注ぐ一方、兄は悪魔として扱う。

障がいを持って生まれたのは兄も弟も一緒。しかし、単眼という外見から兄だけを差別する。

障がいによる差別、子どもの虐待…。非常に重いテーマだが、両親が悪役として登場するならわかりやすい勧善懲悪になる。

しかし本作は、主人公に伴うエピソードがグロテスクに描かれているため、両親の持つ「気持ち悪さ」わかってしまう

誰かを悪役として片づけられない。だからこそ、テーマが胸に鋭く突き刺さる!

ゲームの流れ

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「ゲームスタート」をタップするとゲームが始まるぞ。

本作は台湾で作られた作品だが、言語は完全に日本語化されている。深いテーマ性を楽しむ作品なので、とてもありがたい。

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オープニングでは、家族らしき人物の死が暗示される。といっても直接的に描写されるわけではなく、ロープと揺れる足が描かれるだけ。

ただ、家族の行く先が幸福なものではないということは伝わってくる。

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シーンの最初には、絵のタイトルが表示される。タイトルは絵の意味を示していることもあるし、謎解きの手掛かりとなることもある。

なので、読み飛ばすのではなくて、しっかり確認したほうがいい。

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絵に込められた謎を解くと、少年のモノローグが挿入される。

モノローグそのものでは意味がわからないことも多いが、絵のタイトルや、描かれていた内容と併せることで、テーマの理解が進むだろう。

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クリアしたシーンは、額に入れられ、画廊のような場所に並べられる。まさしく「Life Gallery」。

考察する際は、絵と絵の間で現実には何が起きているのか?も含めて考えてみよう。

「Life Gallery」の攻略のコツはくまなくタップすること

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基本的にはどのシーンも、脱出ゲームの謎解きのつもりでプレイすればOK。

本作は、基本的に脱出ゲームと同じ感覚で攻略できる。

絵が表示されたらくまなくタップ。画面内で反応するところを探し出そう。

タップに反応するモノを見つけることで、何をすればいいのかも理解できるハズ。

タップと同時にフリックも!画面全体をくまなく探そう

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望遠鏡と手元のパーツが目立っているけど、よーく見ると他にもいろいろ隠されている。

画面によっては、タップではなくフリック操作に反応することもある。

なので、タップしても動くものがなかった場合、フリック操作を試してみよう。

もし、それでも反応しない場合…。それは、目立つ場所しか調べていない可能性が高い。

画面によっては気づきにくい場所に手がかりが隠されている。なので、目立つ/目立たないにかかわらず、画面全体をタップ&スワイプで調べよう

攻略は重視しすぎない方が吉!じっくりプレイがオススメ

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この絵の意味はなんだろう?と、じっくり鑑賞・考察しながらプレイするのがオススメ。

ここまで攻略のコツについて書いてきた上で手のひらを翻すようだが、本作は攻略重視でプレイしない方がイイ

というのも本作は、決して、謎解きが面白い作品ではない。謎解きそのものは気づきさえすれば一瞬で終わってしまうものが多く、謎解きを期待していると肩透かしをくらうだろう。

本作のおもしろさは、小説や絵画のように、作品の裏に込められたテーマを読み解くことにある。

なので、攻略を急がず、絵の裏に込められた意味を読み解きながらじっくりプレイした方が、本作を楽しめるぞ。