ウーユリーフの処方箋

ウーユリーフの処方箋

パブリッシャー ESC-APE by SEEC

ジャンル 脱出アドベンチャー

価格 基本プレイ無料

呪いの乙女ゲームから脱出せよ。SEECのスタイリッシュな脱出×ノベルアドベンチャー!

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ウーユリーフの処方箋

乙女ゲームかと思ったら、異世界はディストピアでした。

SEECの最新脱出アドベンチャーノベル

「ウーユリーフの処方箋」はSEECが手掛ける、ストーリー要素が濃密な脱出アドベンチャー。

女性を攻略対象としてしか見ていないゲスなイケメン主人公は、ある日、呪いの乙女ゲームをインストールしてしまう。

迷い込んだ異世界は乙女ゲーム…ではなく荒廃した鈍色の世界。脱出を目指す主人公たち。ただし、脱出できるのは一人だけ…!?

謎とエグい世界観が魅力的なアドベンチャー

ウーユリーフの処方箋

乙女ゲームだと思ったら火傷しちゃうぜマジで。

脱出ゲームの謎解き要素に、ノベルゲームのような長編ストーリーを追加した脱出アドベンチャーノベルとなっている。

シナリオにはボリュームがあり、キャラの造形もよい。だが、なによりもエグい世界設定がヤバく、物語への興味が止まらない。

なんというか…乙女ゲームにニトロプラス的な強烈なカウンター要素を持ち込んだというか…これはすごいよ。ネタバレしないように書くのもムズいぜ。

「ウーユリーフの処方箋」の特徴はメタでエグい世界観

ウーユリーフの処方箋

このドラァグクイーン、ゲームすすめるとかっこよく見えてくる。

「四ツ目神」「誰ソ彼ホテル」「紡ロジック」などを手掛けるSEECの新作。

今回もスタイリッシュなキャラデザ、声優陣が手掛けるボイス、謎解きとボリューム感あるテキストは健在。だがそれだけじゃない。

「乙女ゲーの攻略対象」であるイケメン。主人公たる彼が迷い込んだ異世界。そこはどうしようもない「ヒロイン」が蠢いていた。この強烈な世界観を体験してほしい。

既存のゲームのカウンターになるダークアドベンチャー。

ウーユリーフの処方箋

なんだよこのクリーチャー…彼岸島かよ…。

異世界に転生したものの、そこは地獄。男女関係が逆転し、ヒロインに攻略される都合のいい男として扱われるイケメンたち。

この世界観には「ヒプノシスマイク」も感じるし、逆説的に男がいつもヒロインを性的搾取してるかを、既存の恋愛アドベンチャーの痛烈なカウンターとして描かれる。

めっちゃKing Gnuみたいでオサレな主題歌「箱庭の理」もカッコいい。ストーリーが魅力的なので、男性ゲーマーも楽しめるはず。

ゲームの流れ

ウーユリーフの処方箋

女性を攻略対象としてしか見ていない大学生のマツリ。

しかし、彼のスマホに呪いの乙女ゲームがインストールされてしまい、彼は異世界に吸い込まれてしまう。

ウーユリーフの処方箋

乙女ゲームの世界、とは思えないディストピアな世界。手書き風の背景が美しい。

ロボットたちが働く世界はまるでMachinariumのようだ。

ウーユリーフの処方箋

アイテムとアイテムを合成。そんな脱出ゲームのような一幕も。

動画広告を見れば解答をきちんと提示してくれるところが親切だ。

ウーユリーフの処方箋

異世界に吸い込まれたイケメン達。彼らは協力して異世界脱出を目指す。だが…。

ガラケーだった乙女ゲームやカジュアルゲームは売れない、みたいなスマホ業界をメタるセリフの数々も興味深い。

ウーユリーフの処方箋

旧態依然とした男尊女卑を説くこの世界の主。

彼の発言をドラァグクイーンになったオネエが一喝するシーンは、なんとも価値観のアップデートを感じて痛快だ。

「ウーユリーフの処方箋」の序盤攻略のコツ

ウーユリーフの処方箋

動画を見れば脱出ゲーム部分の謎解きは解けるでよ。

メインストーリーでロックがかかっている場合は「調査」をして時間を消費する必要あり。時短には有料アイテムが必要だ。

序盤は各種報酬があるのでアイテムには困らないが、なくなってからはじっくりとすすめるか課金するかを考えることになる。

また、データを削除をしたりアンインストールをおこなうと、購入した有料アイテムや進行状況等のアプリ内データは全て削除されるようだ。気をつけよう。

ストーリーの読み直しにもチケットを消費する。

ウーユリーフの処方箋

すべての演出を観たいなら王冠を購入する必要あり。無課金では無理なようだ。

体力の回復が1日に5つとかなり遅いスタミナ制なのと、すべてのボイス演出やスチルを観るのには課金アイテムが必要なことに注意しよう。

また、ストーリーを読み直すのにもチケットを消費するので注意。本作は有料ゲームでもいい重厚な内容だとも思ったが。