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心を溶かす、ドット絵で描く切ない冬の物語
「スノーマン・ストーリー」は、心温まるドット絵と物語を堪能できるRPG風アドベンチャー。
「はるがきたら おまえはとけちまうんだ」「ぼくは・・・とけたくない」
カラスに死の宣告を受けた雪だるまは、春から逃げるため北にあるという「楽園」を目指す。
様々な動物たちと出会いながら、北に向かって旅をする。「楽園」にたどり着くことはできるのだろうか。
簡単操作でエンディングにたどり着けるアドベンチャー
雪だるまをタップして移動するRPG風の操作方法のアドベンチャー。滑る床のパズルを解くミニゲーム要素があり、やり直しやスキップも可能。
旅の道中、様々な雪だるまの「遺品」に触れると、持ち主の雪だるまの人生を覗き見る事ができる。切ない描写は12月の寒空にぴったりだ。
「スノーマン・ストーリー」の特徴はやさしいドット絵と感傷をくすぐる物語
「くまのレストラン」など、名作をドロップするDaigoさんの新作。ドット絵だからこその鮮烈な読後感を残すストーリーは本作でも健在だ。
彼の作風であり、最大の魅力は、日本のRPG的なドット絵と鮮烈なストーリーテリング。ロマンシングなドット絵、メロディアスなBGM。やるしかないだろう。
エンディングがあるからこそ胸を打つストーリー
本作は簡単操作で、誰でもエンディングまでたどり着けるようになっている。
「スマホゲームはやらない。そこに終わりがないので」と有野課長は言うていたが、きちんと終わりがあるからこそ短編映画のような読後感に浸れる気がする。
時折動画広告が表示され、没入感を妨げてしまうので、わずらわしいと思ったら応援の意を込めて課金してみてもいいだろう。
ゲームの流れ
それにつけてもこのドット絵よ!
作者に怒られることを恐れずに言うならば、「マザー2」や「ロマンシング・サガ3」のような空気感。
雪だるまに現実を突きつけるカラス。
この優しさと残酷さの二面性こそがDaigo氏の真骨頂なのだ。
パズルステージはやり直しはもちろん「スキップ」も可能。
パズルを無視して進めることができるので物語だけを楽しみたい人はどぞ。
道中、次々と動物や雪だるまたちの記憶に触れることで物語が進んでいく。
溶けていく雪だるまたちの姿に涙したくもなる。永久氷晶ないんだもんね。彼らには。
持ち主の記憶を再生する前に動画広告を見る必要がある。
これは正直ちょっと面倒くさいだろう。出来たら課金してスキップしたい。おれは貧乏だが、面白いゲームには金を払う。
「スノーマン・ストーリー」の序盤攻略のコツ
パズル本体はそんなに難しくない。それもスキップも可能なんではっきり言って攻略のコツなんか無用だ。
うーん、あとはストーリーを飛ばしてしまうとせっかくの物語が台無しになるので、無理してでも広告を見るなり除去するなりしてくんなまし。
追加エピソードもプレイしてほしい
本作は追加要素でクリア後の世界も課金コンテンツとして用意されている。
「くまのレストラン」では、追加コンテンツこそ作者の本気!みたいな描写がキマりまくってたので、本作も期待大だ。
クリア後に興味があったらプレイしてみるとよいぜ。俺はするぜ。