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罰を受ける彼の末路は?声と鼓動のインタラクティブノベル
シンゾウアプリは胸に響く演技を堪能できる、ライフケアアプリ風ボイスノベル。
起動する度にひと言つぶやかれる健康ナリッジ。だがこのアプリには呪われた機能が仕組まれていたのだった。
「おい、聞こえないのか?聞こえてるなら返事をしろ!」「目の前に心臓があるだろう?それに触るんだ」
端末の振動を利用した、心臓の鼓動とフルボイス。切迫感ある演技が特徴のサスペンスが楽しめる。序盤が体験無料なのでとりあえず気になったら試してみるよろし。
木村良平氏のボーカルが好演出
心臓を抜かれた「彼」は木村良平氏が演じる。70分を超えるボイスが収録され、心臓かのように脈打つ鼓動と切迫感がリンクしていく。
企画・制作指揮は『無限回廊』や『anywhereVR』などを手がけた鈴木達也氏。声だけで展開する物語はまるで「リアルサウンド 〜風のリグレット〜」の現代版のようだ。
シンゾウアプリの特徴は声優の魅力とスタイリッシュなUI
声だけで展開する物語だからこそ、声優の魅力が100%伝わり、想像力にゆだねることができる。ラジオドラマ的な面白さがある。他シナリオでは大きくキャラクターも違うようだ。
もちろんゲームなので、シナリオの途中には選択肢があり、プレイヤーは縦・横どちらかにフリック入力して自分の意思決定ができる。
先の読めない展開とフルボイス
なぜ心臓を抜かれたのか。序盤から謎しかない展開が面白い。切羽つまっているイケボがだんだん壊れていく様を堪能できる。
ただ、本作は序盤の数分しか体験できないので、動作が安定して雰囲気や声が好きだったら続きを購入すればいい。
ゲームの流れ
一見するとライフケアサポートアプリのようで、起動する度にひと言健康ナレッジをつぶやいてくれたりもする。
だが、呪われた機能が仕組まれていたのだった。そりゃそうだ。
その昔、罪人の心臓を切り抜き晒す『心ノ臓ノ晒シ刑』という惨たらしい呪いの刑罰があった。
その刑罰を現代のテクノロジーで再現したのがこのアプリだという。呪われた主人公から届く声が悲痛だ。
操作方法は特に必要ないくらいだ。物語はほぼオートで進行。
聞き直したい声があったらブックマークすることもできる。課金が必要ですけどね。小憎い!
イケボの木村良平さんらしく、俺様系のキャラがどんどんどツボにハマっていく様を好演している。
『東のエデン』は名作だったよなあ〜。僕でも知ってる名優さんでごわす。
好きなセリフをブックマークしていつでも再生できる。女性向けの機能かな。
でもこれ、ぶっちゃけ我々男子も、逆のバージョンあったらハマると思うぜ。
シンゾウアプリ攻略のコツ
操作方法に詰まることはまずないはず。無料部分は難しいことなく遊べる。攻略のコツというのもなんだが、せっかくだからヘッドフォンかイヤホンを強く推奨したい。
ブックマーク機能でボイスを何度でも聞けて、好きな順番に組み合わせることも可能。
それも課金勢向けなので、まずは序章プレイして決めて欲しい。
全編を楽しむためには有償のストーリーのアンロックが必要
課金はフルバージョンのみで1800円。「ラジオドラマのCD買うのと同じ」という意見を見たが、そっか、そういう発想もあるのか。目からうろこだ。
だけどアプリ課金ってまだまだ敷居が高いよなあ。形がないからかな。これ、たくさんの声優のバージョンがでたら嬉しいと思う。大塚明夫さんボイスとか出たら超欲しいわ。