Gone Home
Annapurna Interactive
探索アドベンチャーゲーム
iOS:610円
輝かしい受賞歴を誇るアドベンチャーがスマホに登場。青春を描く移植の洋館探索アドベンチャーダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
消えた家族の謎を追って家を探索するアドベンチャー
Gone Homeは2013年に発売された、輝かしい受賞歴を誇る、バトルもホラー要素もない探索アドベンチャー。
海外で一年を過ごし久々の帰宅した主人公。家族が出迎えてくれるかと思ったのに、家はもぬけの殻。何かおかしい。皆はどこへ?そして、ここでいったい何が…?
消えた家族の真相を明かすために、洋館を探し、調査することにより、何が起こったのかを解き明かしていく。
数々のサイトからGame of the Year賞、ベストストーリー賞、ベスト新作賞などを受賞し、PCだけじゃなくPS4、Switchにも移植された一作。スマホ版は他のバージョンと比べて600円とお得だ。
バトルも謎解きもない、ホラー要素ゼロの探索物語
一見「バイオハザード」風の洋館を探索する、レトロなホラーアドベンチャーかと思ったら予想を大きく裏切られた。本作には、ゾンビとの戦闘もホラー要素もない(雷は怖いが)。
ありとあらゆるところが調べられるのが本作の最大の特徴。膨大な量のアイテムを調べ、家族が消えた真実に近づいていく体験は、ゲームでなければできないものだ。ネタバレなしでこの数時間の探索を味わってみてほしい。
Gone Homeの特徴はゲームでしかできない感情の体験
「バイオショック」や「フォールアウト」のように、洋館内の様々なオブジェクトを探索可能なのがとにかく楽しい。テキストが付き、丁寧な翻訳も抜群だ。
ドクターペッパーばかり飲む妹。洋楽ばかり聴いている。学校では馴染めてないようだ。こんなふうに、誰もいない家から家族の生活を類推していく。これが奇妙な感動を生んでいく。
1995年のアメリカの世界を再現したギミックの数々
カート・コバーンの自殺を報道する雑誌。スーパーファミコンのソフト。1995年の雰囲気を色濃く反映した世界観に注目したい。エンディングに関係ないものも含めて一つ一つに豊富なテキストが用意されており、家族の状況を垣間見れるのが本作の楽しみになっている。
家族が不安、心痛、変化に対処していくさまが、部屋の状況やさまざまなアイテムから伝わる。ホラーというよりは、心が震える体験だ。人を選ぶゲームなのはわかるが、誰かにこの面白さを伝えたい。使命感すら覚えるよ。
ゲームの流れ
操作方法。いやーいいね。クールだね。手書き風のチュートリアル。
昔ながらのラジコン操作っていうのがまた1995年感あっていいですな。
広い洋館。否が応でもバイオハザードを思い出しちゃうのが国民性。
だがホラー要素はない。これは賛否わかれるが、俺は…絶賛したい。
ウィーザー、ダイナソーJr、アイスキューブ、レモンヘッズ。
当時のサブカル女子(この言葉も廃れてほしい)がハマっていたであろう音楽。
見取図や日記などが確認できるメニュー画面。
部屋は一般家庭にしてはかなり広大だが、数時間もあればすべての部屋を探索できるはず。謎解きのハードルも低い。
一つ一つのアイテムに風情がある。テキストの翻訳が実に秀逸だ。
妹の日記と音声ログから伺い知れる、家族に起こった悲劇を見出そう。
Gone Home攻略のコツ
本棚と中央階段の間の壁に隠し扉が!屋根裏に秘密が!などといったらネタバレになってしまうな。特に全滅したりはしないのでじっくりゆっくりと探っていこう。
各部屋にある、サムの日記をコンプリートしていくことが実績解除の条件になる。そして、謎を明かすための最大のヒントだ。クリアまでの時間は短い。
オプションで楽ができる。クリア後の解説もお楽しみに
開発者やミュージシャン、声優による90分以上の解説がオプションからアクセスできる。その他「明かりをオンに」はホラーが苦手なユーザーには便利な機能だ。
ただ、クリアする前にアクセスしないように要注意だ。ネタバレになるし世界観を損なうからね。しかしプレイしないで結果だけ見たがるのは、動画サイトの弊害だと思うなー。