Monument Valley 2

ステージごとに仕掛けも建造物も変化する。飽きさせない。

錯視を利用した芸術的パズルアクション続編

Monument Valley 2(モニュメントバレー2)は芸術的なまでのグラフィックが魅力的な錯視パズルアクション。

だまし絵の錯視(さくし)を利用した、神秘的な世界を旅していく。グラフィック、サウンド、演出、どれも美しい。まさに絶品。前作と比べ謎解きの難度も抑えられている。

不思議な建造物の中を進む母と娘の旅路を導こう

親子で冒険する。前作を無理にプレイする必要はない。

前作との大きな違いは、親子2人が主人公だということ。一緒に冒険し、時には分断して冒険していく。「ICO」を彷彿とさせるネ。

Monument Valley 2の特徴は息を呑むだまし絵の美しさ

だまし絵を使った仕掛けに魅せられる。操作は直感的に行える。

高低差があるようでない不思議な世界が最大の特徴。そしてそのデザイン性の高さやサウンドの美しさは芸術的と言えるほど。

演出も前作に比べ強化された印象がある。抽象的な演出の中に親子の心情が見事に描かれている。気づけばまた1ステージ、とクリアしてしまう。掛け値なしに面白い。

エンディングまで一気にと到達したくなる濃厚なゲーム体験

がらんと表情を変えていくステージの数々。

ステージ数は少ない。だが、一つ一つのステージの造形やサウンドの美しさ、ストーリーの完成度は非常に高い。エンディングがあるからこその濃厚な体験ができる。

そして親子でプレイするがゆえの異なるパズル性のステージをプレイできる。離れ離れになり合流した時の安堵感といったら。気づけば母親に感情移入していた。

基本無料のゲームしか遊ばないゲーマーにも堂々とオススメできる、スマホゲームの代表作の一つといえるだろう。

ゲームの流れ

最初のステージをクリアしてからのタイトルロゴというFF的演出。

このM(Monument)とV(Valley)と2がくっついたロゴと光の演出の美しさよ。

ステージはタップしてキャラを移動させ、ギミックをスライドやタップで回転などさせて道をつくっていく。

たまに親子が分断され、合流するための謎解きが発生する。

各ステージごとに驚くほど景色も謎解きも変わる。

濃厚なゲーム体験。数時間の喜びを噛み締めよう。

天地無用というべきか、重力の概念がなくなるようなステージも多い。

ネタバレすると面白さを損なうので序盤にとどめておく。

年をとったせいか、プレイして奇妙な感動に包まれるゲームっていうのは少ない。

ゲームというより、映画かなにかのような気持ちになった。ぜひ味わって欲しい体験だ。

Monument Valley 2攻略のコツ

クリア時に描く形。オリジナルの模様を描こう。

本来つながらない道、歩けない道をみつけるのが本作の攻略のコツであり醍醐味。怪しいスイッチやドアまでたどり着けるよう試行錯誤してみよう。

ステージ上でどのギミックが動くか、タッチして探ることでスムーズに仕掛けを解いていけるはずだ。

ネタバレなしでヘッドホン推奨

課金要素はなし。通販でグッズが買えるのがクールすぎる。

本作の難易度は低い。おそらくノーヒントでも数時間でクリアできると思う。エンディングまで一気に進めたくなるし、クリアしたくなるような…。そんな大切な一作になるかもしれない。

そのためには、なるべくなら攻略サイトなど読まず、ネタバレなしで、そして音楽を再生したプレイを推奨したい。最近ブルートゥースイヤホン買ったけど、あれ、便利だねぇ。