マイ・チャイルド・レーベンスボルン
Sarepta Studio
育成シミュレーションゲーム
Android:330円 iOS:370円
心震える物語。ナチスの子供として迫害された子どもを育てる育成シミュレーション、ついに日本語対応。ダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
第二次世界第戦後に過酷な人生を歩んだ罪のない子供達の物語。
マイ・チャイルド・レーベンスボルン(My Child Lebensborn)は、ノルウェーの歴史の闇を鮮やかに深く描いた育成シミュレーション。
第二次世界大戦後のノルウェーで、ドイツ兵士を父に持つ子供を育てていく。手書き風のグラフィックで、親の選択・発言が子供に影響を与える「責任」や「心の痛み」を重く描いた物語だ。
なお、iOSは360円のフルバージョンのみが用意されており、Androidの無料版では、ゲーム最初の数日がプレイできる。
シビアな育成と教育、そしてストーリーパート
子供には「食事」「衛生」「幸福」という3つの欲求を満たす必要があり、限られた時間の中で仕事をして金を稼ぎ、食事をつくり、顔を洗ったり、風呂に入れたりしていく。
そして、幸せそうな親子にノルウェーの差別は重く、逃げられないものとしてのしかかってくる。あなたは多感な子供を幸せにできるだろうか?
マイ・チャイルド・レーベンスボルンの特徴はゲームとして面白い育成と歴史の闇を描くストーリー
子供を育てる責任の重さ、そしてのしかかる差別。歴史の闇、心の痛みを深く描いたストーリーパートが特徴だ。そして、教育するゲームとしてもしっかり面白い。
限りある時間の中で、子供に費やす時間や資産のバランスを考える。言葉一つで傷ついてしまう繊細な心をケアする。シビアなバランスが本作の魅力の一つとなっている。
ゲームとしてしっかりと面白い育成パート
演出を重視してゲーム要素は希薄かと思いきや、食べ物や仕事、子供の世話と時間のやりくりしていくのがスリリングでやりごたえがある。
かつてエニックスが手がけた「ワンダープロジェクトJ」という育成ゲームがあったが、プレイ感としては近いものを感じた。牧歌的なグラフィックやBGMも素晴らしい。
ゲームの流れ
舞台は戦後のノルウェー。手書き風のイラストがナイスだ。
プレイヤーは男の子か女の子かを選び、養子にすることになる。
ご飯をつくったり、シャツを縫ったり、買い物をしたり。
行動をすることで時間を消費する。一日に出来る行動は限られている中でベストなチョイスを選ばなくてはいけない。
汚れたら風呂に入れ、着替えを用意しなくてはいけない。
そして、無邪気な子供を容赦ない差別が襲いかかる。
プレイヤーの選択が、子供の感情、性格、ものの見方に影響を与えていく。責任は重大だ。
子供は、プレイヤーの選択に表情や身振りで反応していく。だんだん曇っていくと本当に胸が痛い。
学校に送り出し、仕事をしてお金を稼ぎ、料理や手芸をし、食材を集める。
やれることは多彩。でも時間は有限。この痛し痒し感がゲームとしての面白さを生んでいる。
マイ・チャイルド・レーベンスボルン攻略のコツ
行動をするたびに時間が消費していく。やることは取捨選択する必要がある。
お金が足りないからといって残業してばかりだと子供は心を閉ざしてしまう。とりあえず食欲が一番減りやすいので食べ物は多めに買い置きしておこう。
音と表情に注目しよう
そして一番悩むのが選択肢だ。たまに日本語ではニュアンスを掴みきれてないところがあるが、それでも音と表情で正解はわかるはず。同じミスはおかさないようにしないとどんどん心が離れていく。
子供を育てる。己の生活だってままならない自分がこんなゲームの攻略のコツを書いているなんておこがましいけどな。