4Pillars

4Pillars

パブリッシャー E-Lag Creations

ジャンル 3Dアクションアドベンチャーゲーム

退屈しないワクワク感!騎士が迷宮を進んで人間性を高める「ゼルダ」ライクな3DダークファンタジーADV

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▲眼の前に現れるモノは全て敵だ。

お前は精神を蝕む4つの柱を支配できるか?

『4Pillars』は荒れ果てたダンジョンにて闇世界の住民から与えられた試練を突破するRPG風の3Dアクションアドベンチャー。

主人公である騎士は己の精神力・忍耐力・技能といった人間性を高めるべく剣と盾を携えて自ら困難へと挑むことに。

硬派な3Dグラフィックで描かれるブキミなのに神秘的なダークファンタジー感など、雰囲気が魅力的だぞ。

俯瞰視点で進むスクロール型アクション

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▲3Dゼルダのような攻撃方法を用いる。

操作は実にシンプル。左側のスティックで移動、右側のボタンから攻撃・ガード・ジャンプを繰り出す。

攻撃ボタンを長押しするとチャージが始まり、溜めれば強力な3連回転斬りが発動。普通に斬るよりも威力が高い。

各ステージの最奥には10体のボスモンスターが待ち構える。仲間呼びや毒噴射などの攻撃でプレイヤーを苦しませてくるぞ。

迷宮には侵入者を阻むトラップが満載

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▲転がり落ちてくる丸太を飛び越えよう。

亡者の群れと戦うだけではなく、罠をかいくぐり壁の割れ目を掴んで登るといった様々なギミックが冒険を盛り上げる。

トゲの床・振り子の鉄球など触れたら即死するタイプが多いので完璧に避けきる必要があり、思わぬ苦戦を強いられることも。

『4Pillars』はチャレンジ精神を作品に詰め込んだ直球さが特徴

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▲退屈しない期待感を提供してくれるぜ。

跳んで斬って迷宮を攻略というシンプルなゲーム性の中にもエンタメ要素を盛り込もうとしていたのが伝わる。

高所から下層へ落下したり、横スクロールから縦スク移動になったりとステージや演出にも工夫あり。

「3Dマリオ」シリーズや「クラッシュバンディクー」など王道クラシックアクションへのリスペクトがあって馴染みやすかった。

所々の粗さに未完成感はあるけど、闇世界での試練ってオリジナリティを含めると遊ぶ価値があるハズだ。

死にゲーとしてプレイヤーの忍耐力も鍛えられる

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▲ぶっちゃけ難しい。諦めない心が大事。

装備やアクションはずっと変わらず、難易度が上がっても頼れるのはプレイヤーの腕だけ。

しかも難易度はかなり高めで最初のステージから十数回コンティニューしてしまうほど。操作性も良くないのでイライラが募る。

リスタート時はザコ敵が出ない救済措置はあるけど、それでも人を選ぶ敷居の高さだ。

やっぱりグラフィックは魅力的だよね

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▲冒険のワクワク感を見事に表しているね。

何百年と放棄されていたであろう迷宮の内部は荒れており、かつて存在した文明の面影を感じ取れる。

Unityのアセットに頼っている感は否めないけど、配置のセンスや画面構成が良いので雰囲気たっぷりの3Dダンジョンが楽しめるぜ。

ゲームの流れ

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異次元への扉を開いた騎士は、正体の分からない闇の存在に魅入られて迷宮の試練へと挑むことに。

途中で挿入されるビジュアルシーンなどはセンスが良くて気持ちを盛り上げてくれる。

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ステージ画面。全10種類だが1つ1つに歯応えがあって十分なボリュームだ。

雰囲気は「ゼルダの伝説」「アンチャーテッド」「ダークソウル」あたりを混ぜた感じかな。

的確な例えは思い付かないけど色々な既存作のエッセンスを感じて親しみやすい。アセットがベースでも個性的だ。

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中身に目を向けると今一つな点も目立ってしまう。

パズルっぽい要素もあるのだが とりあえず付けてみた感がすごい。道中はトラップ回避のアクションがメイン。

開発段階では別のアイテムもあったようで、何かの工程が削られたのかも。無料だし文句言えないけどね。

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ボス戦は集団で襲ってくる敵や一撃の重い系が多く、単純に難しい。

主人公も機敏に動けないので仕様上のラグを想定しながら動く必要がある。プレイヤーから合わせにいくスタイル。

最初はイライラするけど、一線を超えると単調ながらもガード・回避の駆け引きが楽しくなるね。脳が慣れるのかな。

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暗闇・光・精神・恐怖。4つの柱と試練を乗り越えて騎士は成長できるのだろうか?

問題点はあるけどゲームコンセプトやビジュアルは魅力的なので、光るモノを感じたら遊んでみて欲しい。

『4Pillars』序盤攻略のコツ

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ステージは途中で分かれていても最終的に一本道だから引き返して確認する必要はナシ。道中の敵はやっつけておくと吉。

基本テクとしてジャンプする場面では「空中斬り」を使うと僅かに飛距離が伸びるぞ。ゼルダみたいに対空時間も増えるアレだ。

序盤の死因はトラップのほうが多いだろうから、まず挙動を見極めよう。回転レーザーなら足場の横端からジャンプするといい。

一方的に攻撃できるサイクルを覚えよう

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▲敵によっては2回反撃してもガードが間に合う。

一部の敵の溜め攻撃以外は、盾のガードアクションで完全無効化できる。ザコ的に囲まれてもノーダメなので非常に役立つ。

斬って、攻撃をガードして、反撃して……とチマチマ繰り返すのが最も安全。ボスが溜めモーションを見せたら全力で退避だ。

回転斬りは威力が高いけど、途中で止まれないし敵の攻撃を食らうリスクが高すぎるのでザコ軍団だけに使おう。

有利な地形を探してボス戦を有利に

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▲この後トラップに引っかかって死んだ。

一部ステージでは道を逆戻りし、狭い路地に誘い込んで近付けなくすれば一度に攻撃してくるモンスターの数を制限できる。

例えば2面のゴーレムコンビは二体同時に相手をすると厄介この上ないが、通路を利用して一体づつ相手にすれば処理がラクだ。

すぐ後ろに即死トラップを背負っての戦いとなるので敵による押し出しには注意。下に床がある位置をキープし続けよう。