東海道(Tokaido)

東海道(Tokaido)

パブリッシャー Funforge Digital

ジャンル 対戦プレイゲーム

価格 基本プレイ無料

急がず焦らず、日本の風情に浸りながら旅をしよう。新世代の3Dデジタルボードゲーム

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東海道(Tokaido)レビュー

▲フジヤマ!スシ!ゲイシャ!

旅を如何に楽しめるかが重要な和風ボードゲーム

『東海道(Tokaido)』は世界中で350,000部以上も購入された原作を、美しい3Dで再構築したデジタルボードゲームだ。

最大5人のプレイヤーたちは旅人として4日間、京都から江戸へと続くトーカイドーを寄り道しながら渡り歩いてゆく。

古き良きニッポンをこの上なく表現していて、「純和風」と「」のテーマに惹かれたなら要チェックだ!

スゴロク風だけど運に頼らず移動先を選べる

東海道(Tokaido)レビュー

▲マスには定員数があり、埋まると選べなくなる。

自分のターンが回ってくるとルーレット等を用いず、好きなマスへと移動可能。最初から終盤のマスだって行けちゃう。

ただし行動順は常に最後尾の人へ回ってくるので、ゆっくり進むほど行動回数が増えて有利になる個性的なルールだ。

終着点には「宿屋」があり、全員が到達すると次のマップへ。これを四巡まで繰り返すのがゲームの流れだ。

旅の証として各地でポイントを集めよう

東海道(Tokaido)レビュー

マスに入ると場所に応じた固有イベントが発生して「勝利ポイント」を獲得できる。

「お店」でお土産を買ったり、「花見会場」で気の合う友人と出会ったり、「自然」の景観を楽しんだりと、ポイントを集める方法は実にユニーク。

最終的に一番多くポイントを稼いだ=旅を満喫した人がゲームの勝者となるので、いかに寄り道して楽しめるかがポイントとなるぞ。

『東海道(Tokaido)』は自分だけのニッポン旅行を満喫できるゲーム性が最高!

東海道(Tokaido)レビュー

三国武将や北欧神話といった別次元キャラの乱入により世界観が崩れることは多々あるが、本作は見事に「純和風」を貫き通している。

絵巻物や浮世絵のようなノスタルジーを持ちつつ、お洒落にアレンジされた現代風の3Dアニメーションがハイセンスで美しい。見惚れてしまう出来だ。

フランス発祥のゲームということで「海外から見たニッポン」の要素も取り入れており、仰々しい日本らしさも良い隠し味となっていた。

パーティゲームのようにワイワイ気楽に楽しめる

東海道(Tokaido)レビュー

ボードゲームは少なからず「相手と競って蹴落とす」のが定めになるけど、本作は他人を妨害するようなギミックがほぼ無い。

したがって自分のヤりたい事を通すのが一番楽しめるようになっていて、結果的に正しい立ち回りになるのが面白いね。

勝ち負けの記録よりゲームの過程や場の盛り上がりを重視したバランスも、ゆっくり旅歩くコンセプトと噛み合っていた。

他とは違った魅力を求める人にオススメ

東海道(Tokaido)レビュー

DLした後は課金・広告・スタミナといった制限もなく自由に遊べる。

一度ルールを理解すればボードゲームとしては分かりやすい部類で、数回遊べば自分で思い付いた旅の楽しみ方を模索できるようになる。

遊びやすい代わりにボリュームは少なめだけど「高速AI」モードや「オンラインマッチ」を使えば大いに楽しめるハズだ。

ゲームの流れ

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まずは分身となるキャラクターを選択。10人いて、それぞれポイント集めを有利にする特殊効果を持つ。

初期資金は唯一のステータスだが、成長システムが無く数値は固定なので全員が平等に遊べるぞ。

東海道(Tokaido)レビュー

マップを歩いて寄り道し、充実した旅にしていく。

画面下の路線図のような画面では各マスを把握できる。何マス先まで埋まりそうか計算しよう。

東海道(Tokaido)レビュー

終着点である「宿屋」には必ず止まり、食事を取れる。獲得ポイントが大きいので資源を残しておこう。

全員が集まると一日が終わり、各マスの配置が変更されての二巡目へ移る仕組みだ。

東海道(Tokaido)レビュー

マス毎のイベントは様々。田んぼ・山・海といった場所では「景観カード」を得られ、最初にコレクションを完成するとポイントにボーナスが付く。

他にも多様なポイント獲得方法があり、旅の中で誰がどの楽しみ方を極めるのかが見ものだ。

東海道(Tokaido)レビュー

RPGのようなやり込みやストーリーを求める人には物足りないかもしれないけど、絶大なセンスと個性的なゲームルールは遊んで見る価値アリだ

この先はアナタの手でプレイしてみてくれ!(お約束)

『東海道(Tokaido)』序盤攻略のコツ。

東海道(Tokaido)レビュー

最初にタイトル画面右上のメニューアイコンから言語を日本語へ切り替えて、チュートリアルモードで始めよう。

細かいルールを実戦形式で教えてくれるから、大筋の流れを掴める。NPC戦だから気負う必要はない。

「高速AI」モードが開放されるのはチュートリアル後なので、大体分かったら一度終わらせて再スタートしてもいいぞ。

他の人より先に踏むか、後回しでいいかの判断がカギ

東海道(Tokaido)レビュー

参加人数が5人の場合、今のマスより先の4枠分は他のプレイヤーが先に踏むので止まれなくなる。

なるべく一番後ろの移動数が少ないマスを選んで行動回数を増やすのは定石だが、目的地を拾えないようじゃあ意味がない。

「景観カード」がリーチの場合など、行動回数を減らしてでも優先して取りたいマスを見極めよう。

満遍なく集めるよりも偏らせて極めたい

東海道(Tokaido)レビュー

選択したプレイアブルキャラの得意な「旅の楽しみ方」に沿って進めるのがキホンとなる。

「笹奴」のお土産無料購入は初心者でも使いやすく強いのでオススメ。「田畑」で資金を稼ぎつつ積極的に「お店」を利用したい。

全部制覇するのはムリだから「景観カード」や「神社寄付」などの他のコンテンツを諦め、欲張らずに立ち回るのがコツだ。