ウエストワールド(Westworld)

ウエストワールド(Westworld)

Warner Bros. International Enterprises

シミュレーターゲーム

読者レビュー (1)

人間の“欲望”を観察せよ。お客様の声に応えてアンドロイドを改造する人気ドラマ発のディストピア系SLG

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ウエストワールド レビュー

▲小屋の中でお盛んな人間とロボットの二人組。

暴力、セックス、殺人なんでもあり。そのすべてがアトラクション。

『ウエストワールド(Westworld Mobile:DPTS)』は、海外で絶大な人気を誇るSF西部劇ドラマを舞台とした体験テーマパーク研修シミュレーション。

プレイヤーは人間の内に秘めた“欲望”を管理するディストピアを支配しており、アメリカンセンスの極地と呼べる狂気世界はサイコー!

箱庭らしいゲーム性が原作設定にフィットしていてクオリティも完成度も研ぎ澄まされた良作となっているぞ。

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    地獄の労働を無限に強いられるアンドロイド

    ウエストワールド レビュー

    ▲女の子でも強盗したいんすねぇ。

    地下で製造されたほぼ人間と変わりないホスト(アンドロイド)は、高値を払って入場したゲスト(人間客)の欲求を満たすために“役”を演じる。

    その内容が懺悔相手・サンドバッグ・性的対象と何であろうとも命令は一方的かつ絶対で、ホストは殺されようが文句も言えずに記憶処理後に復活して労働を再開。何度でも。

    「交流」で身を尽くし人間を満足させよう

    ウエストワールド レビュー

    デロスパークの地上部分にはアトラクションのような施設を建設でき、ゲストを招き入れてシチュエーションに合わせた欲求を発散してもらう。

    所有するホストは得意な役割を持っていて要望に合わせた性格ステータスを持っていればチップを恵んでもらえるぞ。

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    『ウエストワールド』は仮初の幸せを実現した暗黒の理想郷に胸が高鳴るッ!

    ウエストワールド レビュー

    ▲当方でモザイク加工。モロじゃないとはいえよく通ったな!

    手塚治虫先生の「鉄腕アトム」やスピルバーグ監督の「エー・アイ」。

    自我を持つアンドロイドを軸にした名作は数多いが、中でも本作は飛び抜けて残虐な扱いを仕向けているだろう。

    カートゥーン調の2Dアニメーションは雰囲気を和らげるどころか直接的でエグい描写を可能にしており、人ではないことを再確認するシーンが多い。

    結果的にホストは感情や個性があるにも関わらずプライドも人権も全て無視。ループ世界で飼い殺して欲望の捌け口とされ、偽りの餌をゲストが享受し続ける。

    彼らを観察していると本能を常に曝け出して生きる人間は醜いなぁと面白い視点になる。SFモノらしい壮絶なテーマは完成された原作ありきの魅力だろう。

    ストーリー面も充実しており海外ならではのブラックなセンスを訳した会話イベントは必見。創造主フォード博士や電脳世界の謎に迫る展開が待ち受けるぞ。

    テンポの良いゲームサイクルがより統制社会を演出

    ウエストワールド レビュー

    ▲たとえ死んでも時間で復活できちゃうよ。

    「交流」は時間経過が必要だが、メインとなる施設は殆どが数分で終わるので上手くタスクを回せば待たずに繰り返し稼げるデザインだ。

    UIも優秀で全体図の画面からタスク進行度を確認して直接報酬を受け取ったりとかゆい所まで手が行き届いていて遊びやすい。

    コツコツと作業を重ねてゲストを手玉に取り、パークを拡張して、より多くの住民(快楽に溺れた人間)を誘う。これぞディストピアって構図が好きです。

    アンドロイドの改造育成システムも本領発揮

    ウエストワールド レビュー

    ▲受け答えがしっかり人間っぽいのがまた……。

    質疑応答で「性格」をいじって能力を変えたり、「幻の夢」を見せてキボウを植え付けたり。客のニーズに合わせて様々な改造を施すのが楽しい。

    通常プレイでキャラ入手に必要なチップ(ガチャ券)が手に入るし、レアリティの格差による依存度が低い点にも注目したい。

    強キャラが1人いようと数十個ある作業の1つが捗るだけなので必須では無い。むしろ低レアを適材適所で使い分けがパークを支配する上で重要だ。

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      ゲームの流れ

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      DPTSという装置が映し出す仮想世界。テレサやリー・サイズモアなど管理者サイドの人間が協力してくれる。

      原作ドラマは様々な人物の視点で綴られたが、本作は一貫して「ホストを使い倒してゲストを喜ばせる運営者」として進む。

      しかし進むに連れて内部の不穏分子や「世界の秘密」に迫るデータが示唆されたりと物語性を持たせている。

      ウエストワールド レビュー

      各施設の内部。列車に乗ってやってきたゲストにアンドロイドを担当させてオモテナシ。

      一見ミスマッチに見える西部劇の作風だが、地下の近未来工場とのギャップで仮想世界やディストピアらしさを際立てる。

      キャラはイラスト風で背景は3Dグラフィックなのもポイント。滑らかな動作と立体的な演出を実現していた。

      ウエストワールド レビュー

      コンテンツの殆どが時間経過で進むけど、全部埋めていったらキリがないくらいで序盤は待ちゲーよりシミュレーション感が強い。

      ホストの性格改善といった育成コンテンツを除けば全体のゲーム性は非常に分かりやすいのもポイント。

      ウエストワールド レビュー

      手持ちのホストを派遣して即時報酬を得られるバトルっぽいコンテンツもある。ただし1人につき1日1回出撃なので注意。

      「ロボトミーコーポレーション」「フォールアウトシェルター」のプレイ感に通じる部分も多いかな。Android勢はシェルター難民だったし嬉しさUP。

      ウエストワールド レビュー

      ちなみに世界観が面白さを支えているからディストピアが楽しめない人は魅力半減かもしれない。

      統制社会シミュレーションとしても十二分に価値はあるが、やはりドップリ「ウエストワールド」に浸るぐらいが丁度良い。

      後はアナタの目で確かめてくれ!(お約束)

        『ウエストワールド(Westworld)』序盤攻略のコツ。

        ウエストワールド レビュー

        プレイヤーレベルを上げて「コントロール室」を改築していくのがメインの流れとなる。そのために交流で経験値を稼ぐのだ。

        序盤は「酒場」と「銀行」の2つを回し続けるが、ホスト製造で増えたキャラは強化合成などに使わず交流要因として温存すべし。

        「クエスト」を達成するとイベントが発生するので見ておいて損は無い。世界観に浸るのも立派なコツの1つだ。

        最適な場所がある人材は多色揃えておくこと

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        ▲黄色はセーフ、できれば緑が好ましい。

        交流完了時はステータスに応じて追加報酬が出るけど、中でも簡単に狙えるのが帽子(属性)の一致。選択時にピロンと鳴って青エフェクトならOK。

        同種のキャラでも製造毎に変わるし、毎度違う客を相手にするので色んな属性のキャラがいると困らない。特に利用頻度が高くなる「カルメン」は有用だ。

        気を付けたいのが「相手よりステータスの低いキャラ」は出さないこと。数値が赤いまま進めると完了時に逆上して殺害されてしまう。復活できるけど資源が必要だから注意ね。

        故障してからより早めに治療させるのが吉

        ウエストワールド レビュー

        ▲地下に潜る度に裸になってる。

        同じキャラを連続して使っていると「疲労値」が蓄積して故障確率が高まる。資源消費いらずだけど再稼働まで時間が掛かってしまう。

        少し手間だけど交流を終える度に「診断室」へ入れればクールダウンを最小限に抑えられるので気を遣ってあげるといい。

        レアリティの高いキャラほど必要な時間が長引くので使った後は念入りにケアしてあげたい。休憩が必要なあたり人間らしいというか……。

          下に続きます