ポストアポカリプスベーカリー
合同会社ズィーマ
カジュアル育成ゲーム
基本プレイ無料
地球最後のパン屋を経営。「MyLove.」「TimeMachine」など、数々の名作を放つズィーマの最新作SFアドベンチャーダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
それは、もうすぐ終わる世界のお話。
ポストアポカリプスベーカリーは、「地球最後のパン屋」を経営するSFアドベンチャー。
文明の崩壊した世界を舞台に、エキセントリックな客たちとパン屋が織りなすハートウォーミングな物語だ。
個性強すぎな客たちの要望に応えよう
超能力者、サイボーグ、試験管に入った脳みそ(!?)や半魚人など、終末世界にふさわしい多彩なお客さんにパンを振る舞っていく。
荒廃した世界ゆえ、彼らの要望は尽きないが、プレイヤーはパンの美味しさや香り、腹もちをパワーアップさせることで対応していく。彼らは、力強く生きていく。
殺伐とした世界だが、物語は優しい
「マッドマックス」「北斗の拳」のような、夢も希望もない世界だが、殺伐した状況に生きるキャラやストーリーは優しい。キャラデザもポップで愛くるしい。
また、今作はゲームオーバーの概念もなく、プレイヤーは簡単操作で客とのコミュニケーションをのんびりと楽しめる作風になっている。「序盤のうちは」、なのか…?
ポストアポカリプスベーカリーの魅力は濃いキャラとストーリーテリングの妙技
The Last of Us、Fallout、そしてニーア オートマタ(NieR:Automata)…。
枚挙にいとまがないほどに、文明崩壊後の世界が描かれたゲームは多い。そして、なんでか僕らはその設定に非常に弱い。本作もタイトルと世界観でもう「勝ち」だ。
本作では、崩壊世界の陰惨さは(ズィーマ作品の中でも)影を潜め、パンを焼き、異形の来客達とのコミュニケーションを美しく描いている。ヒトでなくなった彼らの言葉たちは、むしろ人間らしさに溢れている。
ゲームオーバーなしの優しい世界
脳だけになった妻の身体を取り戻すために殺人を犯す…そんな究極の愛を描いた衝撃作「MyLove.」(超名作)
未来の子孫に仕送りを送る「TimeMachine」、世界の果てで愛と殺戮を夢見るロボットアドベンチャー「DropPoint」
どの作品も手書き風の絵柄も相成って、随一の演出性と独自性を持っている。オススメだ。そして、本作にはどうも各作品のキャラが登場してるような…。
本作は諸作品で猛威を奮った、悲劇的なエンドがなく、育成とストーリーを見守ることができるという。だが、登場人物の味のある台詞回しは冴えてピカピカだ。
希有なる気鋭たるインディー・デベロッパー、ズィーマさんを俺は応援し続けるぜ。
いつもながらのやりこみ要素
ゲームとしてはパンを出荷し、売上でパンの味を強化する、というシンプルなものだが、お客さんたちの「常連レベル」をアップすることで、次々とミッションが発生し、ストーリーが進んでいく。
また、「常連フィギュア」をコレクションできるなど、やり込み要素も盛りだくさん。長く遊べそうだぜ!ヒャッハー!
ゲームの流れ
汚染された海と大地。文明が滅び、荒廃した世界に、「暗黒物質」ダークマターを原料にしたパン屋がオープン。
ドクロに見えがちなパンが「Undertale」っぽくもあるね。
次々と現れる超能力者、ミュータント。サイボーグ。ごろつき。変なやつらばっかり。
彼らにパンを持ち上げてテーブルにのせ、パンを提供していく。
オーバーリアクションとハイテンションでキャラと会話してくれる「ホーム君」。
いついかなる時でも希望と情熱をもったナイスガイだ。彼に裏切られたら俺泣いちゃうよ。
登場キャラたちは荒廃した世界で絶えない悩みをもっている。
彼らの要望に応えるべく、売上でパンを強化していこう。
パンのにおいや腹もち、味など、強化できる項目は多岐にわたる。
また、一度につくれるパンの数を増やすことでゲームの効率は向上していくだろう。
ポストアポカリプスベーカリー攻略のコツ
先に謝っておこう。攻略のコツとか銘打っておきながら、自分はまだ本作をクリアしてはいない。
作業内容は強化とパンの提供を繰り返すシンプルなもの。攻略のコツなどいらないかもしれないが、効率よく強化する方法や金稼ぎの方法はある気がする。
ヒャッハーなモヒカンだって、最初は金を払わないが、凝りずにパンを作り続ける事で、いつしか光の心を取り戻していく。早く続きプレイしてえー。
キャラの要望に応えてパンを強化していく
メニューから「要望」の欄で各キャラの期待に応えるのに必要なパラメータを確認できる。これを指標にパンを改良していくといいだろう。
また、金が余ったら一日で焼けるパンの数を増やすことで、長期的に見て効率よく金を稼げるようになっていく。
課金、即ちラヴ
褒めちぎってきた本作だが、暗黒物質「ダークマター」の集まりは遅く、3時間でフル回復する程度。ガチゲーマーなら動画広告を見て体力を回復するか、課金するなりして急いで進めたくなってしまうかもしれない。
「ショップ」の欄では、スタミナ回復や作者への募金など、便利な課金メニューが用意されている。ちょっとでも面白いと思ったら、牛丼一杯ぶんくらいの「ありがとう」を形にするのだって悪くない。
面白いスマホゲームがあふれる世界が、崩壊しないために。