ポストアポカリプスベーカリー

ポストアポカリプスベーカリー

パブリッシャー 合同会社ズィーマ

ジャンル カジュアル育成ゲーム

価格 基本プレイ無料

地球最後のパン屋を経営。「MyLove.」「TimeMachine」など、数々の名作を放つズィーマの最新作SFアドベンチャー

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ポストアポカリプスベーカリーレビュー画像

▲時はまさに世紀末。様々な客が来訪!どこかで見た顔ぶれだなあ…。

それは、もうすぐ終わる世界のお話。

ポストアポカリプスベーカリーは、「地球最後のパン屋」を経営するSFアドベンチャー。

文明の崩壊した世界を舞台に、エキセントリックな客たちとパン屋が織りなすハートウォーミングな物語だ。

個性強すぎな客たちの要望に応えよう

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▲ヒャッハーなモヒカンも美味いパンを食べれば…愛に目覚める!

超能力者、サイボーグ、試験管に入った脳みそ(!?)や半魚人など、終末世界にふさわしい多彩なお客さんにパンを振る舞っていく。

荒廃した世界ゆえ、彼らの要望は尽きないが、プレイヤーはパンの美味しさや香り、腹もちをパワーアップさせることで対応していく。彼らは、力強く生きていく。

殺伐とした世界だが、物語は優しい

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▲前作の脳嫁に続き、今回のホーム君もかわいらしい。好きだ!

「マッドマックス」「北斗の拳」のような、夢も希望もない世界だが、殺伐した状況に生きるキャラやストーリーは優しい。キャラデザもポップで愛くるしい。

また、今作はゲームオーバーの概念もなく、プレイヤーは簡単操作で客とのコミュニケーションをのんびりと楽しめる作風になっている。「序盤のうちは」、なのか…?

ポストアポカリプスベーカリーの魅力は濃いキャラとストーリーテリングの妙技

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▲フリーザみたいなサイボーグが郷愁にかられるシーン。この人「MyLove.」に出てたよね。虐殺されるザコ敵として。

The Last of Us、Fallout、そしてニーア オートマタ(NieR:Automata)…。

枚挙にいとまがないほどに、文明崩壊後の世界が描かれたゲームは多い。そして、なんでか僕らはその設定に非常に弱い。本作もタイトルと世界観でもう「勝ち」だ。

本作では、崩壊世界の陰惨さは(ズィーマ作品の中でも)影を潜め、パンを焼き、異形の来客達とのコミュニケーションを美しく描いている。ヒトでなくなった彼らの言葉たちは、むしろ人間らしさに溢れている。

ゲームオーバーなしの優しい世界

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▲病気の妹のために美味しいパンを欲しがる兄。バットとリンみたいだぜ。

脳だけになった妻の身体を取り戻すために殺人を犯す…そんな究極の愛を描いた衝撃作「MyLove.」(超名作)

未来の子孫に仕送りを送る「TimeMachine」、世界の果てで愛と殺戮を夢見るロボットアドベンチャー「DropPoint」

どの作品も手書き風の絵柄も相成って、随一の演出性と独自性を持っている。オススメだ。そして、本作にはどうも各作品のキャラが登場してるような…。

本作は諸作品で猛威を奮った、悲劇的なエンドがなく、育成とストーリーを見守ることができるという。だが、登場人物の味のある台詞回し冴えてピカピカだ。

希有なる気鋭たるインディー・デベロッパーズィーマさんを俺は応援し続けるぜ。

いつもながらのやりこみ要素

ゲームとしてはパンを出荷し、売上でパンの味を強化する、というシンプルなものだが、お客さんたちの「常連レベル」をアップすることで、次々とミッションが発生し、ストーリーが進んでいく。

また、「常連フィギュア」をコレクションできるなど、やり込み要素も盛りだくさん。長く遊べそうだぜ!ヒャッハー!

ゲームの流れ

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汚染された海と大地。文明が滅び、荒廃した世界に、「暗黒物質」ダークマターを原料にしたパン屋がオープン。

ドクロに見えがちなパンが「Undertale」っぽくもあるね。

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次々と現れる超能力者、ミュータント。サイボーグ。ごろつき。変なやつらばっかり。

彼らにパンを持ち上げてテーブルにのせ、パンを提供していく。

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オーバーリアクションとハイテンションでキャラと会話してくれる「ホーム君」。

いついかなる時でも希望と情熱をもったナイスガイだ。彼に裏切られたら俺泣いちゃうよ。

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登場キャラたちは荒廃した世界で絶えない悩みをもっている。

彼らの要望に応えるべく、売上でパンを強化していこう。

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パンのにおいや腹もち、味など、強化できる項目は多岐にわたる。

また、一度につくれるパンの数を増やすことでゲームの効率は向上していくだろう。

ポストアポカリプスベーカリー攻略のコツ

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▲この人絶対怪しい。作者のTwitterアイコンに似てるし。タイムマシンの子孫っぽいし。

先に謝っておこう。攻略のコツとか銘打っておきながら、自分はまだ本作をクリアしてはいない。

作業内容は強化とパンの提供を繰り返すシンプルなもの。攻略のコツなどいらないかもしれないが、効率よく強化する方法や金稼ぎの方法はある気がする。

ヒャッハーなモヒカンだって、最初は金を払わないが、凝りずにパンを作り続ける事で、いつしか光の心を取り戻していく。早く続きプレイしてえー。

キャラの要望に応えてパンを強化していく

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▲お客さんの笑顔のためなら、パン屋はどこまでだって美味しくなる。

メニューから「要望」の欄で各キャラの期待に応えるのに必要なパラメータを確認できる。これを指標にパンを改良していくといいだろう。

また、金が余ったら一日で焼けるパンの数を増やすことで、長期的に見て効率よく金を稼げるようになっていく。

課金、即ちラヴ

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▲動画広告の時に「コマーシャルターイム!」って言われたらさ…ウザいとは言えないよな…。

褒めちぎってきた本作だが、暗黒物質「ダークマター」の集まりは遅く、3時間でフル回復する程度。ガチゲーマーなら動画広告を見て体力を回復するか、課金するなりして急いで進めたくなってしまうかもしれない。

「ショップ」の欄では、スタミナ回復や作者への募金など、便利な課金メニューが用意されている。ちょっとでも面白いと思ったら、牛丼一杯ぶんくらいの「ありがとう」を形にするのだって悪くない。

面白いスマホゲームがあふれる世界が、崩壊しないために。