silent room（サイレントルーム）

友だちの部屋で寝てしまった主人公、起きると、部屋にいたはずの友だちがいなくなっていた…。

ゲームシステムは脱出ゲームとして極めてオーソドックスで、風景をタップしてアイテムや情報を探していく…というもの。

謎解き要素は暗号入力がメインとなっている。

プレイステーション1のころの3Dをホーフツとさせる3DCGは、パッと見、やや残念に思える。

しかし、ツルっとした独特の質感が無機質な怖さを生み出しており、怖いフンイキ作りに貢献しているようにも感じられた。

広告にウザいということもなく、意地悪すぎる謎もない、真っ当に作られたホラーゲーム。

ホラー好きはプレイして損はないだろう。

もちろん怖い思いをしたくてホラーゲームをプレイしているのだから、おどかし演出であっても怖がらせてくれるのは大OK。

しかし、ストーリーと関係なくいきなり挿入され、演出後も「今の現象に主人公が何も言及しないんだけど…」という展開になると、疑問符が浮かんでしまうことも。

この点、本作はストーリーに沿ってホラー演出が挿入されていて好感が持てる。

主人公がかなり落ち着き過ぎている点に、ツッコミを入れたくなるものの、全体としてしっかり怖楽しめるレベルだ。

しっかりとホラー演出を楽しみたい！という人にうれしいタイトルだと思う。

それほど難しい暗号ではなく、背景をしっかりチェックしていけば解けるレベルの難易度。

ただ、後半には入力数がやや多い暗号が出現する。

なので、メモを使いながらプレイした方がいいだろう。

もちろん、スマホのメモで構わない。

ただ、見たり書いたりと、いちいちアプリを切り替えるのが面倒だろうから、そういう意味では紙とペンがおススメだ。

メモありとなしでは、難易度と快適さが随分違うハズ！