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▲強烈なオリジナリティを発するグラフィック!
少女との約束を前に、僕は記憶のカケラを探していた。
抜け落ちた記憶の中で唯一覚えている、顔も名前も思い出せない女の子と交わした約束。「7年後の4月1日、この場所で、また一緒に」。
相手は誰? なぜ忘れた? 2人だけのヒミツとは? 整理できないまま「約束の日」は目前にまで迫っていた。
7年ぶりの帰省をキッカケに、疎遠だった地元の友人達との再会を果たし、情報を集め、記憶のカケラを取り戻していく。
ちょっぴり切なく、時に想像を絶する急展開に見舞われる。どこにでもありそうで、ここにしかない、少年少女の感動的かつ特別な物語。
以降は※多少のネタバレを含めて解説※していく。真っ白な気持ちで楽しむべき作品なので、気になったら先に遊ぶべし。
『7年後で待ってる』はストーリーと雰囲気が最高!
▲全部分からないまま進むので、過去に何があったか超気になる。
そんな最中、かつての兄貴分が「病院側は身内の重症患者を不当に扱っている」と提唱し、隠蔽工作を公にするため証拠を探っていく。
途中までは上手く行くが、謎の人物の襲撃によって意識は途切れる。目が覚めると……数日前まで時間が逆行し、タイムリープしていた。
渦巻く巨大な陰謀、禁断の人体実験、自身に隠された特別なヒミツ、病に苦しむ少年少女の生死、交わした2人の約束。
右往左往する物語に、様々な人物達の思惑と伏線が張り巡らされ、やがて全てが1つの線に繋がり、プレイヤーを惹き込んでいく。
スピーディかつ怒涛の展開群と、次が気になるヒキの魅せ方、「記憶を無くした」からこそのトリックにはきっと唸らされるだろう。
ビジュアルも他作品では見られない独自性とセンスの良さがあり、視覚的にも楽しませてくれるハズだ。
『7年後で待ってる』序盤攻略のコツ。
▲目的地はビックリマークによって示される。
その場その場で示される目的地や、特定のマス目を調べればいいので、流れに身を任せよう。
序盤は展開の分岐もないし取り返せない要素も無いが、セーブだけはコマ目にしておこう。
より深く楽しむポイントとしては、起こった出来事を頭の中で整理するのが吉。展開が早いので所々で推理しつつ進めるべし。
ゲームの流れ
- 主人公ハルトは過去の記憶をなくし、新たな人生を歩んでいた。
しかし今回の帰省で生まれ育った街へ訪れる。夢で見る「約束の日」が近づいていた。
- ゲーム形式はRPGツクールMV作品と似ていて、マス目のマップをタップ指定で移動。
でもシステム自体は完全オリジナル? すっげー完成度。
殆どのオブジェクトは調べられず、探索の楽しみが薄いのだけは残念。
- 記憶には無いが、昔馴染みと親に紹介された医者。
どうやらハルトは、過去に入院していた経歴があったようだ。
ちなみに家庭環境はかなり複雑。
- 病院に訪れると、懐かしい友人たちと再会。
幼少期が10歳周辺だったので、7年経った今はみんな20歳付近。
そもそも、何故ハルトは地元を離れたのか?
- 懐かしい匂いを嗅ぐと、部分的に過去の思い出が蘇る。
しかし、どーも現代で「金髪の子」にだけは会えない。どこにいってしまったのか。
- 約束の相手は「女の子」とだけしか情報がないので、誰なのかと探りながら読み解くのが楽しい。
伏線を毎回張りすぎて疲れるけど、エンタメを意識しているのは好印象。
- 緊急時を前に、とある条件を承諾して、時間逆行の人体実験が行われる。
読み物としてはありがちだし、未熟に感じる所もあるけど、王道を押さえた面白さが光っている。
- 「 鶴の恩返し -つるVSジジイ-」の時からセンスある作者さんだと思ってたんですよ。ついに渾身の作品を創ってくれました。
後はアナタの目で確かめてくれ!(お約束)