Power Hover

ゲーム性は慣性が働く左右への移動のみ、ギミックを避けつつ電池を取るだけとシンプル。

見所はステキ過ぎる世界観。砂漠、遺跡、海中、雪山。あらゆる場所を冒険していくが、どこにも人の気配は無い。

代わりに超巨大な無機物が闊歩していたり、未来技術がオーパーツのように存在したり。

謎を謎のままにした設定と、線の少ない3Dグラを極上のビジュアルに魅せあげる演出が邂逅。

アートチックで素晴らしい空気感を持つゲームだ。

どこまでも続く水上を走る時は視野を広げて見渡したり、巨大物の下をくぐるアングルにしたり。

そこかしこで見かけるシャチやサンドワームといった生物や、意味ありげに配置された小物にもいちいち興味を惹かれる。

先で見えていたモノが、近くまで迫ると襲ってきたりするのも面白い。

様々なシチュエーションを「構図」で、最大限に楽しませてくれる。

アクション性も、トンネル状の場所では壁や天井を360度使って走ったり、風景と共にゲーム性もリアルタイムに変わっていく。

カジュアルに見えるが意外と難易度は高め。繰り返し風景を眺める事で一段と味わい深く感じるだろう。

これを消費することでステージ上の施設を開放し、主人公ロボを強化できる。

「マグネットブースト（電池回収能力）」を優先して上げ、よく死んでしまうようなら「ベースライフ」「バックアップ」を増やそう。

【通常チャプター】
初見殺しが結構あるので、最初は電池を諦めると格段にラク。

特に泥棒ロボとの対決時は爆弾トラップに引っかかりやすいので注意。

【チャレンジモード】
高難易度だが、稼いだボルトで主人公機をアンロック。２つ先の障害物を意識して避けるようにすると上手くいくはずだ。