バトルタンクガールズ

プレイヤーはドイツ陸軍の新米大尉となり、新造したばかりの戦車娘中隊を率いて1939年のポーランド戦から40年のフランス戦、41年のソ連開戦といった歴史の史実にそった戦場に赴く。

作戦メニューから戦線・警備任務・演習のモードを選び、あらかじめ編成した4両編成の一個小隊を派遣してゲームを進めよう。

戦線ではマップを前進または転進し、敵部隊と遭遇するとバトルに発展。

バトルフィールドは5つの区画に分かれていて出撃させた小隊は自動で前進し、戦車ごとに設定された索敵値の範囲内に敵が入ると砲撃を行う。

この他に「段列」というサポート機能があり、爆撃や砲撃を行って区画内にいる敵を攻撃することが可能。

軽・中・重戦車それぞれの特性を見極めて訓練による強化を行い、小隊に編成して厳しい戦線を攻略していこう。

ゲームシステムは見た目の通り艦これナイズドされていて、作戦によって資源を集め、鋼材・燃料・弾薬を適切な数投入して戦車娘の開発を行い、それらを訓練によって育てていく。

ガチャシステムがなく開発によってすべての戦車娘を入手できるのが魅力だ。

また、登場するキャラは実在した戦車がモチーフになっており、詳細なプロフィールが用意されているためディティールに拘るプレイヤーには嬉しい作りになっていた。

ただ、チュートリアルがなく、PX（ショップ）の表記が分かりづらく、メインメニューである「作戦」が下部のメニューに紛れていて初見だとどこから戦闘に向かうのか分からない等々、操作面で困ることが多々ある。

とくにバトルには早送りやカット機能がほしいと感じた。

基本的には前述したように作戦メニューで戦役をクリアして資源集めをする。

開発メニューで資源を投入して新たな戦車娘を開発し、戦場で傷ついた戦車娘を時間経過によって修理する流れだ。

作戦を遂行するうえでポイントになるのが「段列」によるサポート行動であり、単体にダメージを与える爆撃と区画内の敵すべてにダメージを与える砲撃をうまく使い分けることで、小隊が多少弱くても作戦をクリアできるようになっている。

また、戦車娘にはレベルの他に能力を底上げする装備品を装着できるので、軽・中・重戦車の特徴に合わせた物を着けよう。