カード＆ロール（CARD & ROLE）

20枚以上でカードデッキを編成し、天使やドラゴンなど様々な相手に勝負を挑もう。

バトルが始まると最初に自軍の要となるキング枠に1枚、次にロール（職業）が設定された3つのフィールドに1枚カードを置く。

キングの攻撃力（AP）と防御力（DP）は場に出したカードのステータスを強化するため攻防のバランスが良いカードを配置しよう。

フィールドには予め設定した3つのロールが定められていて、例えば「ガーディアン」であれば敵からの攻撃を一手に引き受ける挑発効果、キングに置かれたカードの防御力がDPにプラスされ、APが1/2になるという効果がある。

相手のカードを攻撃すると攻撃力の分だけDPが減少し、0になるとフィールドのカードであれば退場、キングならライフを1削ることができ、そうして相手のライフを0にすれば勝利となるルールだ。

ローカルで遊ぶストーリーモードしか導入されていないが、防御を固めたり攻撃に特化したりと、どのカードをどのロールで使うかによって戦略が変わり、同じデッキでもロールを切り替えるだけでまったく違うプレイスタイルをとれるのがおもしろい。

敵を倒して稼いだptを使って新たなカードを入手するトレーディング要素、ストーリーモードを進めて新たなロールを獲得する育成要素もあり、根幹はとても良く出来ている。

ただし、ゲームバランスに難があり、キングで相手プレイヤーを攻撃した際に相打ちになってもこちらのライフが減らず、これと「グラップラー」の速攻を利用すると弱いCPUであれば2ターンで片がつく。

手札から場に出せるカードも毎ターン1枚、フィールドも3枠しかなく、どうしても速攻が有利になってしまう。

出せるカードを2枚に増やし、フィールドも5枠にしてカードドロー系の効果を加えればよりおもしろくなる気がした。

その中でも狙い目なのがステージ7「鬼」やステージ11「侍」だ。

彼らは防御系のロールをセットしていないため、壁となるカードがおらずキングへのダイレクトアタックを行いやすい。

自身のロールに「グラップラー」をセットしておき、速攻とキング同士のバトルを駆使すれば2～3ターンで勝てる。ここを周回してptを溜め、自身のデッキを強化していくといい。