Batman: Arkham Underworld

ゲームの基本的な流れは、箱庭的にアジトへ施設を建設、組織の構成員を増強して他のギャングを襲撃することで、権力の拡大を図っていく。

こうした戦略シミュレーションの場合、フツーはプレイヤーが王様だったり将軍だったりと正義サイドとして描かれるが、本作は、完全に犯罪者サイド！ 


「GTA」などの犯罪ゲームのような背徳感が味わえるのがイイ。

その上本作は、ハーレークィンやリドラーといったおなじみのヴィランで組織を作れるというのだから、バットマンファンにはたまらない！

夏には、バットマンをはじめとするDCコミックのヴィランがコラボする映画「スーサイドスクワッド」も公開される。

悪役好きな人は本作と一緒に映画も楽しめば、充実した夏を過ごせるに違いない！

バトルでは、ハーレークィンなどのヴィランを誘導し敵アジト内を進行する。

敵アジト内は守りが厚い場所と薄い場所があり、さらにクリア目的とは関係ない部屋に金がたくさん稼げる金庫などが設置されており、ルート取りが重要！ 攻め方に幅があるのだ。

ちなみに、ヴィラン以外の味方は、一度呼び出してしまえばオートで動いてくれるので、そこまで操作が忙しいワケじゃない。操作はカンタン。

カンタン操作ながら、ルート取りをじっくり考える戦略性を持った奥深いバトルに仕上げられているのが素晴らしい！

「偵察」時にはステージのマップや敵の配置だけでなく、敵の強さや、どのようなトラップが仕掛けられているかまで把握できる。

「偵察」しながら攻めるルートを考えるのはもちろんのこと、場合によっては使用するヴィランを切り替えることも重要だ。ヴィランによって電子機器に強かったり、接近戦に強かったりと異なる特徴を持っている。

じっくりと「偵察」して、その結果をもとに最適なヴィランを選び、最適なルートを考え抜こう。

バトル前に襲撃計画を完成させておくことが、被害を抑えつつ利益を最大化することに繋がるのだ！