トランスフォーマー：アースウォーズ

「トランスフォーマー：アースウォーズ」は、「トランスフォーマー」の世界を描いた「クラッシュ・オブ・クラン」タイプの戦略ストラテジー。

「トランスフォーマー」というと、マイケル・ベイ監督による実写映画をイメージするかもしれないが、本作が描いているのはアニメ第一作。

赤いコンボイ司令官が登場する、ファミコンゲーム「コンボイの謎」と同じ世界観だ。

メインは箱庭マップに施設を建設、資源を獲得しながら自分の領地と軍備を増強していく王道のシステム。

だが、バトルにおいて呼び出せるキャラは一種類一体というが特徴的！

「クラクラ」タイプのゲームでは沢山のキャラがゴチャゴチャ戦う様子が楽しいが、本作でそれをやると、同一人物（機械だけど）が何体も同時に出現することになり、リアリティが下がってしまう…。

また、本作、グラフィックだけでなくゲームシステムまで含めて「トランスフォーマー」の世界観が大切に描かれているぞ！

一キャラにつき一体しか呼び出せないという前提で「クラクラ」型のバトルを作っちゃったら、ゲーム的につまらないんじゃない？　…そんなことを思う人もいるかもしれない。キャラ数が少ないと、戦術の幅が狭くなっちゃうもんね！

でもそんなこと、本作の優秀すぎる開発スタッフはよくわかっている！　一キャラ一体ずつしか呼び出せない代わりに本作でバトルの肝となるのが、おなじみトランフォーム！

バトル中スキルポイントを消費することでトランフォームが可能！もちろん見た目も変形！おまけに効果音はアニメでおなじみの効果音だ。

このトランスフォーム、基本的にターゲットを指定して強力なダメージを与えるスキル攻撃扱い。なので、どんなタイミングで使うかがバトルの勝敗を左右するぞ。

トランスフォーマーの世界観をただ再現するだけでなく、戦術性の高い独自のバトルシステムに昇華しているのがグッドだ！

バトルにおいては、強力な迎撃施設や敵キャラに対してスキル攻撃であるトランスフォームを使用していく。ただ、トランスフォームの使い道はそれだけではない。

たとえば、敵迎撃施設の周りを壁で防御されているような状況。フツーならこういう状況では、まず周り壁から破壊しなければならない。

ただ、周りの壁を破壊している内に迎撃施設からダメージを食らってしまう…。

そんな時こそトランスフォームだ！　トランスフォームによって地形を飛び越えてターゲットを攻撃したり、ターゲットまでの壁を一気に破壊したりといったことが可能。

ただ強い敵にトランスフォームを使っていく…というのではなく、地形に応じてトランスフォームすることで、有利にゲームを進めることができるぞ。