The White Lie
Augusto Miranda Garcia
アドベンチャーゲーム
10分足らずでエンディング。そして残り続ける寂寥感。北欧アニメのようなアドベンチャー。ダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
※このゲームは配信が終了したかURLが変わっています。
寂しげなセピア調の世界をウサギのぬいぐるみは記憶を取り戻すために歩いていく。
どこまでも深い寂しさが残る、北欧風アニメアドベンチャー。
ヤン・シュヴァンクマイエル等を彷彿とさせる、北欧アニメ風のグラフィック、ダークなBGMが一瞬で物語に没入させる。
世界観とはこのようなものを言うのだろう。
ただ、この物語はたった10分足らずで唐突に終わりをつげる。
もしかしたらこれは未完成の作品かもしれない。
だが、だからこそ想像力を刺激し、もやもやとした喪失感そのものを体験させるのだ。
「The White Lie」
白い嘘とは、一体なんなのか。
The White Lieの特徴は後味を残す喪失感
記憶は何者かによって、失われていく。ウサギは単身、旅に出る。
プレイ後、決して数分で終わるボリュームが低評価につながらない、独特の寂寥感に襲われるであろうと思う。
仲良しだった女の子との記憶は、何者かによって奪われていく。
世界は少しずつ闇をましセピア色に染まっていく。
鳥は冒険しなくてはいけないと告げる。
そして、唐突に終わるエンディング。
これはもしかして続編があるのかもしれない。
この「謎」「英語」「10分足らずで終わるボリューム」、ゲームを構成する要素すべてが「物語」「世界観」に直結している。
歯がゆいが同時に、見事だとも思う。
The White Lie攻略のコツ
ほぼ唯一の謎解きである林檎の穴あわせ。グリグリ回しちゃおう。
タッチで移動し、怪しげなポイントをタップするだけ。
大体怪しいところはセリフなどが表示されるので特にこまることはないと思う。
ネックである英語も、中学二年生くらいの知識があればな〜んとなく読解できるはず。
唯一の詰まりそうなところは、林檎を操作し、怪しいところまでドラッグしていくところ。
ぶっちゃけるとテーブルね。
あとは、この謎に想像力を働かせる、心の若さ、震えをもつこと、それが一番ゲームを楽しむ秘訣だと思うんだな。
老婆心かね、こういう物言いは。
ゲームの流れ
- なかよしの女の子とウサギ。
- 思い出たちは…
- 闇により消されていく…。
- セピア色の世界で、ウサギは旅に出る。
記憶を取り戻すために。 - 鳥の言うことをきいて、自分の部屋に戻ってあげよう。
- 林檎を操作しよう。いきなり動かなくなってどうなったかと思ったよ。
- おい!どういうことだよ!
B級映画のようにオチもつけられず唐突に終了。