FRAMED

「FRAMED」は、シーンを入れ替えてスパイを生還させるアニメーションコミックパズルゲームだ。

プレイヤーはワケあり女性から手紙をしたためられたスパイとなり、警備員や他のスパイ、幾多の障害から手紙の入った鞄を守ることになる。

マンガのコマ割りのようなステージに置かれたシーンピースを動かし、適切な場所に配置してスパイをうまく逃がそう。

うまく入れ替えられたと思ったら画面左上にある矢印ボタンを押し、スパイを行動させる。

彼が警備員に捕まったり、道から外れて落下したりするとゲームオーバーとなり、すぐにピースの配置モードに戻されてしまう。

何度も失敗を繰り返しながら適切な配置を見つけ、スパイアクションを見守ろう。

マンガを利用したゲームアプリと言えば過去にスクウェア・エニックスがリリースした「Imaginary Range」が思い出される。

あちらは、コマに隠されたアイテムを見つけたり物語の進行に応じてミニゲームをクリアしたりする形式だったが、本作は物語に直接介入するかたちでシーンを入れ替え、スパイの行動を決められるのがおもしろい。

脱走に成功すれば物語が進み、失敗したとしてもすぐにゲームに復帰できるため、失敗と挑戦を繰り返しながらテンポ良く物語を見られる。

通常のステージとは違い、スパイが動いている間にピースを動かすアクション性のあるステージもあり、成功や失敗を含めると様々なパターンの映像が用意されているので、スパイ映画を見ているかのような臨場感のあるパズルゲームを楽しめる。

データをリセットしないと一度クリアしたステージを再度遊ぶことができない、普通に進めると1～2時間程度でクリアできてしまうのは気になるが、iPhoneでリリースされた当初より値段が安くなっており、値段とボリュームのバランスはとれているようだ。

1ステージにおけるピースの数はそれほど多くないので、ピースを入れ替えて再生→ダメなら別のピースを入れ替える、を繰り返していこう。

一番最初のコマにピースを配置するとスパイがそのシーンでどのように動くかを確認できる。

各ピースの動きを確かめてから配置を決めると正解を導けるはずだ。

この他にも、ゲームの進行は止まってしまうがスパイが警備員に捕まる、または障害物に阻まれるような結末も多数用意されていて、これらのBADENDを楽しむのもありだ。