ピンボール勇者

このゲームでは大勢の勇者たちがピンボールの球となって弾きだされていく。

間違えてはいけないのが勇者をバウンドさせるのではなく、弾きだして色つきのマスを狙うのがこのゲームのシステムだ。

どちらかといえばパチンコに近い。

子供の頃に遊んだ簡易なピンボールのおもちゃのように、うまく色つきマスに入れられた時の喜びは単純ながらも格別だ。

村上春樹の作品でピンボール台を探し求めて歩く男を描いた「1973年のピンボール」を思い出した。

モンスターを退治してもお金を得られるので、どんどん勇者を打ち飛ばす方が得だし、いくら飛ばしてもペナルティはない。


そういう面はクリッカー系の楽しさがあるね。

稼いだお金で勇者たちを強化したり、新しいモンスターを解放することができるんだ。

モンスターによって盤面の形が変わり、難易度が上がる分、得られる報酬も大きい。

次はどれを解放しようか、それとも今いる勇者を強化しようか、など効率のいい進め方を人それぞれ自由に選ぶことができ、自分だけの戦略を考える楽しさがあるんだ。

強い勇者ほど1回の収入や打撃威力が大きいので、お金も貯まりやすいし、モンスターの回転率を上げることができるよ。

ある程度強化したら、お金を貯めて、新しいモンスターを解放しよう。

報酬が高くなるだけでなく、盤面も変わるから、見た目にも楽しくてやる気が出て一石二鳥だ。

勇者によっては特別な能力を持っている者がいて、例えば「ソーマ」なら打ちだした後に2体に分裂する。

色つきマスに入る可能性が高くなるので、序盤で早めに解放しておくとだいぶ楽になるぞ。