サモンナイト メモリーズ

名も無き世界、現代の高校生である主人公は突然、霧に包まれた場所に召喚される。そこで出会うリィンバウムという世界から召喚された仲間たち。彼らと協力し、元の世界へ戻るための方法を探しはじめる。

バトルはターン制になっており、攻撃や移動、スキル発動から召喚までボタンひとつで操作できる。

また、SPゲージを溜めるとシリーズでお馴染みの召喚術を使えるようになっている。

ステージクリアや強化合成によって歴代キャラを育成し、特性とスキルを組み合わせた自分だけのパーティを編成してまだ見ぬ新世界を冒険しよう。

なんだよ、この戦闘。

攻撃ボタンを押すだけで進み、自由に移動や待機を行えない。

抜剣覚醒や召喚師等、ユニットごとの特性も薄い。

視点切り替えボタンはあるが自由に移動できないため役に立つとは思えない。

以前にレビューしたアルビオン戦記もそうだがこれを「シミュレーションRPG」としてリリースするのは語弊がある。

欲しいのはタクティカルRPGとしての戦略性で「指１本で楽しめる王道カジュアル」なんかじゃない。

サモンナイトファンはそんなの求めちゃいないんだよ（泣）

ただ、過去シリーズのキャラが登場し、全キャラに2Dの戦闘グラフィックや原作でお馴染みの夜会話があり、夜会話では特別な立ち絵と物語が用意されている点は良い。

とくに、主人公なので攻略できなかったアティ先生との夜会話は胸をときめかせる。会話内容は少ないが……。

機種依存になるがアプリの挙動も不安定で、ホントに好きなシリーズなだけに今後の更新で色々なことを改善してほしいと思えたアプリだ。

受注しておかないと条件を満たしても報酬を得られないので注意しよう。

また、バトルでは各キャラが使っている武器をよく見て行動順を決めるといい。

本作は自由に移動ができず、攻撃ボタンを押したときにキャラが限界まで敵に近づくため、そのキャラが邪魔で攻撃できない場合がある。

剣や杖は近接1マス、槍は近接2マス、弓は3マスほど離れていても攻撃できるので、射程が短い剣・杖→槍→弓の順番で行動すると移動先が被りにくくなるはずだ。