ひとよ、汝が罪の

時は大正期の日本。

アナタは奇妙な洋館の庭で目を覚ました。

ここが何処なのか、自分が誰なのか分からない。困惑するアナタの前には5人の美しい少年たちがおり、その中でひときわ妖艶な笑みを浮かべる緋色の髪の少年「アドム」がこう言った。

「名前も知らないお兄さん。僕達と一緖にゲヱムをやらない？」

失敗すれば彼らの玩具として一生を過ごさなければならないという。

抵抗むなしくアナタは館に閉じ込められ、そこからの脱出を図ることに。

雰囲気のあるストーリーを楽しみながら謎解きをしていこう。

5人の少年たちの服装や礼拝堂のデザインはもちろん、当時の言葉使いで本文が書かれており大正浪漫の雰囲気を感じられるのは良かった。

物語パートを読み終えると謎解きパートに移行し、ここからは従来の脱出ゲームと同様に視点を切り替えながら部屋に置かれた様々な仕掛けを解くことになる。

謎解きの難易度は高めだが、公式サイトにヒントが書かれたwebページが用意されていてページをスクロールすると完全な答えまで見られるようになっている。

登場キャラが美少年のみということで女性向けの印象はあるが、謎解きパートがメインなので男性でも充分楽しめる。

脱出ゲーム好きにオススメしたい一本だ。

公式サイトのリードにしたがって仕掛けを解くなら礼拝堂の大扉を正面にして右側にある掛け時計→机の引き出しにあるボタン→天守の絵の順に進める。

本作の場合、公式サイトのヒントページを見ればかなり詳細なヒント・答えを知ることができるので進行に詰まったらそちらを確認するといい。

ゲームメニューの「ヒント」ボタンから飛べるはずだ。