脱出ゲーム　妖怪屋敷からの脱出

脱出ゲームとしてはとてもスタンダードな作り。

画面をタップして謎の手がかりやアイテムを入手して、謎を解きながら進めていく。

ステージクリア型となっているので、ちょっとずつゲームを進めていくことが可能だ。

「妖怪ウォッチ」が流行っているおかげで、妖怪というとコミカルでかわいらしいイメージがある。

だが本作のテイストは画面をご覧いただくと分かる通り、しっかり怖いホラー路線だ。

妖怪のゲームなんて子ども向きでしょ…となめてかかると痛い目を見るぜ？

ゲーム中の謎は、基本的には妖怪のせい。

妖怪がそれぞれの事情によって脱出の邪魔をしてくるわけだ。

妖怪の姿かたちは、ゲゲゲの鬼太郎の水木しげる先生が描くような、おどろおどろしさとユーモラスさを併せ持ったテイスト。

背景などはしっかり怖いホラー路線だが、実は割と妖怪のセリフや退治方法などはコミカルな部分があるぞ。

怖さとユーモラスさのバランスが取れていて、ドキドキ感と笑いを与えてくれる。

主人公は、霊的なものが見通せる能力を持っており、この能力を使って普通の人間には見えないものを見ることが出来る。

…と書くと大層なものに思えるが、実際には霊視ボタンをタップするだけでこの能力が発動。

霊視でないと見えないものを画面に表示してくれる。

ボタンタップ一発なので、利用にあたって特別なコツが必要な機能ではないのだがフツーの脱出ゲームの感覚でプレイしていると、そもそも霊視機能があることを忘れてしまう。

なんか行き詰まって進めなくなったな―と思ったら、色んな場所で霊視してみることをオススメするぜ。