スピンウォリアー

スピンウォリアーは、コロシアムで戦う戦士…グラディエイターが、たった一人で強大なローマ帝国に立ち向かうというアクションゲームだ。

設定だけ聞くと、無双系ゲーム？アクションRPG？とかいろいろ連想してしまうが、本作が最も近いシステムはなんとブロック崩し！

主人公であるグラディエイターの武器は、人の背丈ほどもある巨大な鉄球。

この鉄球を的に向かって投げつけ、返ってきた鉄球を跳ね返してまた敵に投げつけ…とやって倒していく。

つまり、鉄球はブロック崩しに置ける球であり主人公はバー、敵はブロック崩しにおけるブロックというわけだ。

ブロック崩しというと非常にライトでカジュアルなイメージだが、本作は世界設定やBGM、効果音等の演出によって非常に壮大な雰囲気を感じさせてくれる。

また、効果音が非常に爽快感があるため、鉄球を操作しているだけでもかなり気持ちがいい。

ブロック崩しがベースとなっているが、ブロック崩しにない楽しさが味わえるゲームだ。

本作の特徴は、敵が人間の兵士である点だ。

人間の兵士であるため、こちらに向かって攻め込んでくるのだ。

つまり、ブロック崩しでいえばブロックが常に移動している状態。

当然球を当てにくい。

さらに、敵と主人公が接触してしまうとゲームオーバー。

敵が主人公と接触しなくとも、画面下端に敵が接触すると落とし穴が作動して主人公が落下し、ゲームオーバーとなる。

このため、難易度は結構高い。

ただ、ブロック崩しとは違って鉄球を何個落とそうと、ゲームオーバーにはならないので、そこまで鬼難易度ということはないぞ。

スリルがガッツリ楽しめる、歯応えのある難易度といえるぜ。

本作ではブロック崩しと違って、鉄球を何個落とそうとゲームオーバーにはならないと書いた。

鉄球を落とすと、多少時間をロスしてしまうことになるが、新たな鉄球が与えられて仕切り直しとなるだけだ。

これが本作の攻略のコツとなるぜ。

既に書いた通り、本作では敵が常に動いているため、敵に鉄球を当てづらい。

敵が集団でいるうちは問題ないが、数体程度の敵がまばらに残った時など、当てるのが不可能に感じられるほどだ。

こうした時、わざと鉄球を落として仕切り直すことで、敵を倒しやすくすることが可能だ。

仕切り直し後の鉄球は、真っ直ぐ飛ばすことができるため、敵を狙いやすいからだ。

もちろん、鉄球を落とした時にはタイムロスが発生するので、ある程度余裕をもって仕切り直す必要があるぜ。