中二バトル！

しかしてその実態は！

中二病を発症した濃ゆいキャラとスマートフォンの「タイピング」で戦うフリック入力ゲームだ！

多種多様の中二病をこじらせた生徒たちに、生徒会長は中二病を超えた「超・中二病」で対抗する！

中二病あるあるな文章を入力することで、敵にダメージを与え、体力ゲージを0にすれば勝ち。

ミスタイプをして体力が0になるか、制限時間オーバーになると負け。

文字を入力する毎に溜まっていくゲージがMAXになると、生徒戎長のボルテージもMAXになり、大ダメージを与えることができる。

フリック入力の練習アプリとして演出が面白いし、スマホ慣れしてれば、ラスボス以外は難なく倒せると思う。

なにより登場キャラの濃さと、生徒会長もそれに輪をかけて中二病なのがツッコミどころ満載でおもろい。

青春時代に黒歴史を重ねてしまった、かつて少年少女だったすべての人にオススメする。

そしてもし青春まっさかりで、中二病をこじらせてしまった少年少女がいたら。

悪いことはいわない。

まだ間に合うぞ！引き返せ！

転じて思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や試行などを揶揄したネットスラング。

「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での病気、または精神疾患とは無関係である。

カジュアルな症状では洋楽を聴いているアピールをしたり、勉強してないふりをして天才ぶるくらいだが、重度のものになると二重人格や前世の記憶を捏造したりするものもいる。

ここらへんは筆者の敬愛する山田ロミオ「AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜」やニトロプラス「STEINS;GATE」などの作品に詳しい。

ちなみに本作に出てくる中二病全開のキャラクターのような人間は、多少デフォルメされてはいるが、実在する!!!

ソースは…。

昔の俺だ！

　う
いあえ
　お

のように指を滑らせるだけで、ガラケーでは何度もポチポチしないといけない文字入力が出来る！

スマホに苦手意識をもっていた自分には衝撃だった。

このゲームもフリック入力を練習するのに最適なアプリだ。

恥ずかしくなるほどに青い、いや蒼い台詞を、明日のジョーのように、

打つべし！

打つべし！

打つべし！

しかしラスボスだけは、フリック入力の速度なら絶対の自信を持つ筆者でも苦戦してしまった。

必殺技である「生徒戎執行モード」と、Twitterで共有することでできるコンティニューを駆使すればエンディングを迎えることができるだろう。

中二病とは、青春の自己愛が産んだ、悲哀にまみれた症状だ。

それでいて、僕のような、ゲームや小説、映画の中に恋や青春があった十代を過ごした身としては、どこまでも愛くるしい病でもある。

彼らのことを嘲笑いつつも、生暖かい目で、ラストまで見届けて欲しい。

次回作を待っています！！！