まぐろ養殖

マグロと出会い、ふれあい、育て、そして別れる…。

「海のダイヤ」とも言われ、日本人に最も愛されているとも言われる魚、マグロを育成していくお手軽育成ゲームだ。

ゲームを始めるとマグロの稚魚が養殖場に放たれる。

全５種類のえさの中から、えさを選んで与えたり、可愛がることで、まぐろは高級でレアなまぐろに成長していく。

そして、手塩にかけて大きく育てたマグロを出荷しお金を稼ごう！

出荷したマグロは図鑑で確認できる。

図鑑をコンプリートするのが当面の目標だ。愛情込めて育てたマグロを出荷し、お別れする。離別の痛みすら体験できてしまうこのアプリ…。

マンボウを育てるアプリも大流行中だが、マンボウとはまた違った驚きと楽しみがある！

気もする。

深海を思わせる生簀の中をマグロは回遊する。

その中に打ち捨てられたゴミのように広告が沈んでいる。

この演出は見事だ。

余談だがマグロの養殖について少し語っておきたい。

養殖マグロの利点は、2～3年程度で30キロから50キロ以上の成魚に成長する(成長速度は天然の倍近い)、品質が揃っている、需要に応じて計画的に出荷できる、価格が安定している点である。

料理マンガなどの影響から、養殖ものが天然ものの下位互換であるという認識は強くあると思う。

もちろん天然ものにしかない独特の香りや食感、味わい、自然の芸術とも言える奇跡を否定はすまい。

だがイケスの中で蓄養したマグロの品質もどんどん改良されているのだ。

漁獲制限、世界的なマグロ人気によりマグロの高騰は避けられないが、まぐろは日本人が愛してやまないものだ。

とりあえず養殖する業者に感謝！まぐろに感謝！

とあるが、高いエサをやっても進化しないときは進化しない！

何故だ-ッ！

時間を置いたり、可愛がったりしまくってもダメなときはダメ。

人生と一緒なのかッ！

そうスマホを投げつけてしまいたくなったがそこは我慢だ。

しかしマグロが進化する法則も、レア度の★のつき方もいまいち判然としない…。

このランダム性！もはや自然の驚異か。

いや、何かあるはずなんだ！

愛情をたっぷりかけたまぐろを出荷する心の痛みに耐えつつ、今日もまた育成だ！

いつの日かマグロの王様、クロマグロを目指すんだ！

あー！

寿司くいてーーーー！