吉田VS古田3D

荒唐無稽なキャッチャーの無理難題な要求に応える3Dパズル要素の高いゲームだ。

ピッチャー（たぶん吉田）の一人称視点で画面をタッチした照準で狙いを定め、離すと球を投げる。

変な場所にいるキャッチャー（たぶん古田）にボールを届ければステージクリア。

一瞬普通の野球ゲームに思えるが、キャッチャーがアホな位置にいるだけで、それだけでも楽しい。段々奇跡が起こらない限り取れないような位置にキャッチャーがいて、そのシュールさは抜群だ。出落ち感は満載だが3Dパズルとしても適度な難易度だ。

タイトルだけでも最高なのにグラフィックがまたぶっきらぼうでサイコー。

ステージクリア時の「ナイスピッチ！」のアップになった古田の表情だけで、このゲームをプレイする価値はあると確信した。

まぁゲームとして万人受けして満点かっていうと別問題なのだけど。

故・飯野賢治もファミ通のクロスレビューを批判するときに言うてたじゃないか。誰かが0点を付けても誰かが10点をつける。そういうゲームこそ光を当ててほしいと。

だから僕も、なるべくなら主観的な物言いをしたいといつも思う。

野球を題材に、チープなグラフィックで笑いをとる。アイデアの勝利、発想の勝利だ。みんなプレイして五月病と戦ってほしいぜ。

照準はあくまで目安なので投げた球の放物線を計算して狙いを定めないといけない。

序盤のうちは適当に投げるだけでクリアになるが、段々針の穴を通す奇跡や計算を味方にしないといけないほどの難易度に！

ガラスや板などの障害物は投げまくってガンガン壊していこう。

終盤戦では爆薬を使うなどエキセントリックな手段も辞さない断固たる決意が必要なんだ！

どうしようもなくなったら優しい作者にTwitterで質問すると丁寧極まりなく返答してくれているようだ。

うーん人情だなぁ。

作者の方は全16ステージはどんどんアップデートされ最終的には2000ステージにしたいと言っていた。

おれこのゲーム、好きだ！楽しみだ！