ガーディアンサマナー

カードとRPGというスマホでよく見る組み合わせなので、戦闘がパズル的だったり、カードデッキの強さを競ったりってゲームに見えるが、そうじゃない。

このゲームの戦闘は、1ターンに1回、3人のパーティーメンバーの内から一人を選び、敵に攻撃を仕掛けるというシステム。

まるでフツーのRPGじゃないかって？その通りだ。

じゃあカードはどんな役割を持っているのか？

このゲームでは敵に攻撃を仕掛ける時に必ずカードを選択する。

そして、選択したカードの攻撃力や属性などが、敵へのダメージ算出に使われるというワケ。

また、カードにはスキルが設定されていて一定確率で発動することもある。

つまり、このゲームにおいてカードとは、フツーのRPGにおけるコマンドと一緒だ。

世界観は近未来的な都市に、突如魔女と名乗る存在が現れ、ガーディアンと呼ばれる存在を召喚し、攻撃を仕掛けてきた…というライトノベル的なテイスト。

こういったテイストが嫌いじゃなければ、カードRPGというよりは、スタンダードなRPGの新作として楽しめると思う。

戦闘の際、隣り合うキャラクターのカードの属性や種族が同じ場合、カードを横にスワイプすることで複数のカードを同時選択できる。

この状態で敵を攻撃すると、協力攻撃が発動する。

もちろん、フツーに敵を攻撃するよりも圧倒的大ダメージが与えられるぜ。

この協力攻撃があるお陰で、本作の戦闘は物凄く奥深いものになっている。

協力攻撃を使用しない場合、1ターンに行動できるのは一人のみ。

このため、強力なカードを引いた場合、今すぐ使って残り少ない体力の敵を倒すか、それとも他のキャラクターと属性が揃い協力攻撃を発動可能になるまで待ち、体力満タンの敵を一撃で葬るか…など戦略に幅が出るのだ。

さらに、ここへスキルの要素も絡んでくる。

また、協力攻撃を使用することでゲージが貯まり、キャラクター固有の強力な特種スキルを使用することも可能だ。

本作の難易度は、明らかにこの協力攻撃を使うことを意識して調整されているため、頭を使った歯応えのある戦闘が楽しめるようになっているぞ。

カードは１キャラクターに対して6枚まで持たせることができ、戦闘の際にはランダム順に出現する。

パーティーメンバーは3人なので、1ターンの行動は、ランダムに出現した3枚のカードから選ぶ…ように一見思える。

ただ実は上から2枚目のカードも小さく表示されており、カードを下にスワイプすることで1枚目のカードと入れ替えることが可能だ。

したがって、1ターンの行動は、ランダムに出現した6枚のカードから選ぶことになる。

基本的には、敵の属性を見て、敵が苦手としているカードをぶつけていけばいいだろう。

但し、敵の苦手属性のカードばかり持っているワケではないし、場合によっては協力攻撃を出すためにカードを温存したい場合もある。

なので、今最適なカードを出すことを考えるのではなく、1ターン先、2ターン先を読みつつ、カード入れ替えを駆使して上手に手持ちカードを運用するのが大事だ。