DIVE -The Mystery Of Abyss-

潜水艦に装備された財宝センサーと地図を頼りに、フル3Dで描かれた海底を探索しよう。

これは怪しい…という地形を見つけたらミサイルを打ち込むことで、地形が崩れて新たなルートが切り開かれることもあるぜ。

ただ、無限に探索を続けられるわけではない。

潜水艦には燃料が設定されており、燃料がゼロになるとドックに強制的に帰還させられる。

強制的に帰還させられた場合、それまでに手に入れた財宝がゼロになってしまうので、残り燃料には常に気を払い、燃料が減ってきたら自分からドックに戻って燃料を補給するようにしよう。

発見した財宝は、売ってお金することで潜水艦をパワーアップできる。

潜水艦をパワーアップすることで最大燃料や、回収可能な財宝数が増え、探索可能な範囲が広がっていく。

徐々に探索可能範囲が増え、海底遺跡の新たな謎に迫っていくのが楽しく、夢中になるぜ。

海面から差し込む光、ゆらぎながら上っていく泡、海底にいる貝やサンゴなど、スキューバダイビングでもしているかのような美しさが味わえる。

もちろん海の中なんだから、魚だって沢山いる。

魚も非常に美しく表現されているが、美しいだけでなく、魚に近づくとこちらの気配を察して逃げ出すなど、見た目だけでなく動きまでリアルに表現している。

また単に海底を再現するだけにとどまらず、海底遺跡に配置された謎の彫像、なんらかの儀式を思わせる彫刻など、意味深なオブジェクトが上手く配置されており、物語的な興味をかきたててくれる。

こうしたアドベンチャーゲームは、ゲーム性よりもむしろ雰囲気や世界観のリアルさが楽しさに強く影響してくるが、その点本作は満点の出来。

海底を探索していると自然に「ココはなんだろう？」「ミサイル撃ってみようかな？」と思え、探索しているだけでも楽しさが味わえるぜ。

なにせ潜水艦ということもあり、上下の垂直移動、左右の平行移動などはできないし、急旋回してその場で方向を変えることもできない。

なので操作に慣れない内は、目的の場所に行こうと思って操作しているのに、いつの間にか全然違う方向に行ってしまうということが多々ある。

操作のコツとしては、浮上・潜水・左右旋回を行う場合は、あまり一度に大きく移動するのではなく、チョイ、チョイとこまめに方向調整する形で操作することだ。

この方法でとりあえず思い通りの場所まで移動できるようになったら、急浮上・急潜水・左右急旋回するのに慣れよう。

実は本作にもボス敵との戦いが用意されており、この時に急浮上・急潜水・左右急旋回できないと苦戦するハメになってしまう。

なお、本作はかなり多くの種類のスマホをサポートしているが、スペックが低い端末では操作がもたつくことがある。

もちろん、操作がもたつく端末ではボス戦が無理ゲー化してしまう。

せっかく完成度の高いゲームなのに、この点は非常に残念というほかない。