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少し体が弱いけど、常に明るく前向きなはるねぇとの日々。
はるねぇと過ごす日々にただ癒される名作アドベンチャー
夜になると無数の星が瞬く、栃木県星野町。
事故で両親を亡くした川島 結城は、この地に住む親戚の和泉家へと預けられた。
慣れない田舎暮らしと両親を失った悲しみ。
自分が自分ではないような感覚がして、何かと気遣ってくれる従姉の和泉榛奈、はるねぇにも本心を打ち明けずに、上辺だけの関係を続けていたのだが……。
夏の半ば。お盆に起こった事件によってふたりは互いの思いをぶつけあう。
そこから、家族として姉弟として少しずつ関係を変化させていく。
ほしのの。の特徴ははるねぇの可愛さと詳細な描写
田舎のリアルな描写が作品への信頼度を高めている。
心に傷を負った結城が田舎で生活するなかで、はるねぇやその家族、友人たちとふれあって傷を癒やしていく。
結城の心の変化。
はるねぇの明るく前向きな気持ち。
その奥に秘めた決意。
これらが誰にでも分かる文章表現で丁寧に描かれていた。
山に降った激しい雨がゆっくりと土に浸透して浄化され、川の流れを作り出すように、読み進めるほど心を満たしていく。
その手助けをしているのが田舎の描写や和泉家とのやりとりで、実在する栃木県星野の方言や行事がうまく取り入れられている。
このリアリティが作品の根幹を支えているのだと思う。
ほしのの。の序盤攻略のコツ
はるねぇの友人である神明 みのり。
Flash作品や携帯アプリで人気を博したビジュアルノベルをそのままスマホアプリ化しているので、クオリティは保証されている(原作:むきりょくかん。)
個人的には余計なアイコンが透明化されて見やすくなるので、オートモードがオススメ。
また、はるねぇの友人である神明 みのりをヒロインとしたスピンオフノベル「ごがつのそら」も公開されているので、興味がある方はそちらもどうぞ。
ゲームの流れ
- 本作は縦・横どちらの画面でもプレイ可能。
オプションでテキストの表示速度を速くしておくとサクサク読める。オートモードもオススメ。
- 両親の死によって親戚の家へと預けられた主人公「川島 結城(かわしま ゆうき)」。
実在する栃木県星野町が舞台となっている。
- 親戚である和泉家には、歳が近い従姉「和泉 榛奈(いずみ はるな)」が住んでいる。
明るく面倒見がいい性格をしていて、昔は身体が弱く、家に閉じこもりがちだった。
- はるねぇは献身的に結城を支えようとするが、優しさを素直に受け入れることができない。
誰も悪くないんだけどうまくいかない、もどかしさがストーリーを引っぱっている。
- はるねぇの兄である「立秋」。
彼ら和泉家の人たちも結城のことを優しく、時に厳しく見守っている。
- バックログ、セーブ、既読スキップなどなど。
アドベンチャーゲームとして必要な機能は軒並み揃っている。文字サイズも大きいので読みやすい。
- 要所ではイベントCGが挿入される。
はるねぇとその友人が可愛いすぎる。
- お盆に起こった事件をこえて、姉弟としての仲を深めた2人。
それから2年が経ち、いちゃいちゃにも拍車がかかっている。