クレイジータクシー

「クレイジータクシー」は、お客を目的地までクレイジーに送り届けるドライブゲームだ。

うわぁ、懐かしい！

車を題材にしたゲームなのに座るタイプじゃなくてスタンド型の筐体（きょうたい）だったよなぁ。

COOLで小気味良い洋楽BGM、街にある物をなんでもふっ飛ばしながらお客を運ぶ痛快なゲームルール、ゲームソフト版に搭載されていたミニゲーム集まで完全再現！

何より、最近遊んだレースゲーム、ドライブシミュレータの中で一番操作感が良く、クレイジーダッシュやクレイジードリフトも気持よく決めることができた。

スマホへの移植ゲームだからと侮れないバツグンの操作性＆疾走感を味わえる一本だ。

ゲームのモードはお客さんを乗せて目的地まで豪快に、かつなるべく速く到着し、チップ（スコア）や制限時間に追加されるポイントを稼いでいく「アーケード」。

制限時間内にできるだけお客を目的地まで届ける各種タイムアタックが収録されている。

基本的な流れは、お客を見つけて乗せる→目的地まで走る→停車して下ろすを繰り返すだけ。

その過程でジャンプ台からジャンプする、対向車のギリギリ横をすり抜けるといったスリリングな行為をするとお客がチップを奮発してくれる。

また、アーケードモードではお客が下車する際に毎回スコアが算出され、それに応じてローカルランキングの順位がリアルタイムで更新される。

徐々にアップする順位に心がはずむのはもちろん、次のお客でヘマをすると最終順位が下がる、という適度なプレッシャーにもなる良機能だ。

本作には通常のモードの他に、様々なミニゲームが遊べるモードも収録されている。

スキージャンプのような場所からフルスロットルでジャンプして距離を競う。

ビーチフラッグ形式で到達目的となる旗に背を向けた状態からスタートするなどがあり、通常のモードでは行わないような特殊な操作をして遊べる。

街の作りもリアルにできていて、壊せる物が無数にあり、乗客だけでなく住人たちもいる。

彼らはタクシーにぶつかりそうになると絶妙な間合いで神回避するのだが、そんな情景や人々の動きを見守るのも本作の魅力だろう。

このデキで450円という値段は断然安いと思える、個人的にもオススメなドライブゲームだ。