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アリスの旅がはじまる。
ゲームの特徴
老婆「アリス」が少女に戻り、セピア色の幻想世界を旅するノベルゲーム「霧の国のアリス」。
タイトル絵の人形?からものすごいオーラがでていたので、興味本位で遊んでみた。怖い系の話かと思っていたんだが、童話系とでもいうのか……怖かわいい世界観だな。
若き頃に多くの財産を手にした女性「アリス・ガーネット」。その資産も今は尽き、金に群がっていた人たちも彼女のもとを離れ、寂しい毎日をすごしていた。
目次で好きな章から読み進めることもできる。
そんなある夜のこと。アリスは書斎に保管されていた「不思議の国のアリス」を手にとり読んでいた。
自らの人生を振り返り、涙する彼女だったが、どこからともなく不思議な音楽がなりはじめ、アリスは本の中へと吸い込まれてしまうのだった。
セピア色に彩られたグラフィック、神秘的なBGM、ストーリーの各所で再生されるアリスのボイスが、どこか寂しげで懐かしい気持ちにさせる。
画像だけ見ると怖いんだけど、話の内容は童話的なコミカルさがあり、その2つがからみあった独特の世界が広がっている。
チャシャー猫との出会い。
個人的に良かった点は「女性というものはかつて幼き日みんなAliceだったのです」という序盤の一文。
子供が成長して大人になることで、みんなの中にいるAliceが少しずつ消えていく。作品のテーマにもなっていそうな感慨深いものだった。
物語は一本道なので、プレイヤーによる介入ができないのは残念。
好きな人はどハマりする! 読み応えのある世界観のノベルゲームになっている。
ゲームの流れ
- 画面をタッチして物語を読み進める。左上にあるプラス(+)のついたしおりボタンを押すとすぐにセーブできる。
- 物語は、余生を寂しくすごす老婆「アリス」がルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」を手に取るところからはじまる。
- セピア調のグラフィック、神秘的なBGMによって、どこか幼気で寂しい独特の世界観が作られている。
- 不思議な力によって本の中に吸い込まれたアリス。その姿は老婆から7歳の少女のころに戻っていた。少女アリスのセリフにはボイスがいくつか収録されており、それも怖カワイイ。
- アリスは霧につつまれた国で、大切な友達だった「誰か」を探しはじめる。不思議の国のアリスの舞台やキャラたちがオマージュされて登場するのも魅力だ。