クレイジーコメット

シンプルさが良い。

ゲームの特徴

隕石を壊すタッチアクションかと思ってDLしてみたが、中身は彗星版の塊だまし…ぃ。以前にレビューした「スノメンタム」でも同じことを言った気はするが、こういう何かしらの塊が大きくなるゲームは全部そういうイメージで遊んでしまう。変に先入観を持たない方がいいんだが、それらのゲームと本作の「違い」は直感操作にあるだろう。

舞台はどこかしらの宇宙。小さな彗星を操り、まわりに浮遊している隕石を巻き込んで彗星を巨大なものにしていくのが目的だ。モードはひとつと非常にシンプルながら端末をかたむけて彗星を左右に動かし、取得すると縮んでしまう石をさけながら隕石を集めていくのがけっこう楽しい。身体ごと端末をかたむけたり、うおっ、と思わず声をだしてしまったりするアクションゲームだ。

少し物足りない点はスケールの演出。彗星は一定まで肥大するとカメラアングルが後ろに下がり、広角表示になる。このせいで、巨大化したはずの隕石が小さく見えてしまう。背景に彗星が大きくなったことを分からせる対比物がほしいところだ。その他、気になるポイントはナシ！ 操作感の良さが魅力の隕石吸収アクションとなっている。

ゲームの流れ

ゲームスタート画面にある設定アイコンを押すと操作モードを選ぶことができる。指ではらう操作でも問題ないが、身をよじって遊ぶならTiltを選ぼう。

制限時間は60秒。その間にどれだけ隕石を取得して、彗星を大きくできるかがポイントになる。深紫の岩をとってしまうと彗星が小さくなるので、なるべく避けよう。

ステージ内には、スピードがアップする緑の星、残り時間が増える赤い星が落ちている。スピードアップすると若干、操作感が狂うので無理してとらなくてもいい。逆に時間がのびる赤い星は無理してでもとるべし。

制限時間がなくなるとゲームオーバー。彗星の直径が計測される。この演出もシンプルでリプレイしやすいんだが、ちょっとシンプルすぎる気もする。

彗星は常に、ある程度のスピードがでているので急に曲がれない。また、最初は体積が小さいので隕石を巻き込みにくい。小さなものより先に大きなものを吸収するようにしよう。