合戦！忍者野球！！～月夜のホームラン～

ピッチャー返しで敵を殺（あや）めるのだ！

ゲームの特徴

男なら意味もなく「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」と『葉隠』の一節をつぶやいたりすることはあるだろう…。いや、もちろん日常的にはない（笑）。でもゲームの世界は非日常であふれている。だからこそゲームには「死合うに見合う拳か… うぬが修羅見せてみよ！」といった名（迷）言がたくさんあり、そんな台詞もまたゲームの楽しみのひとつだろう。

ゲームーオーバー画面にオーラを感じる。個人的には壁紙にしたい（笑）。

本作はそんな名言（珍言）にあふれるバカゲー（笑）。基本的にはただのバッティング・ゲームであることは間違いない。プレイするたびに表示される文章からして妙なテンションに満ちている。「投手忍者が投げる得物」とか「参死にて合戦は終わりを告げる」とか、「スリーアウトで終わりなんでしょ!?」と無粋につっこみたくはなる。それでもこれらの無駄な設定（笑）はビジュアル面でも生かされており、ゲームオーバーの画面に表示されるプレイヤーの手の形は「殺られた感」を妙に引き立てており、馬鹿さ度合いに拍車がかかっている。

ネタとして楽しむのはもちろん、ゲームのスコアアタック自体もそれなりに楽しめる。ホームランが簡単に出せるが、ピッチャー返しで相手のピッチャーを殺すほうが得点が高いあたりは設定が生きている（笑）。ただせっかくの「死合い」なんだから「PlayBall」じゃなくて、そこは「いざ尋常に！」とかにしろよと、詰めの甘さも目立っている…。個人的にはこの意味不明な世界観は評価したいので続編を期待したい！

ゲームの流れ

プレイ前の説明文もゲームの一部と心得よ！「鍛練」と「死合い」の二つのモードがあるが、あまり違いがない…。

忍者投手から投げられるボールに赤いターゲットが表示されたらタッチしよう。変化球も投げてくるから良く弾道を見極めるんだ。

ホームランより高得点なピッチャー返しは投手忍者を殺すことができる。と思ったら、何奴！空蝉の術か！

爆弾でホームランを取ると花火が打ち上がるが特に意味はないぞ！

スコアランキングが実装。プレイヤーはまだ少ないのか、今だとトップテン圏内が狙えるぞ！