NOeSIS-嘘を吐いた記憶の物語-

無料で……ホントにいいの？

ゲームの特徴

紅い夕日に照らされた屋上。それを見て「死にたくなる」と言った少女「千夜（ちや）」。彼女との出会いが、主人公を奇怪な連続殺人事件へといざなう。瞳を見て相手の記憶をとらえる少女、不気味な人形を『両親』だと思いこむ幼なじみ、ほほえみで人を操る妹。ヒトとして生きるうえで必要な「何か」が欠損したヒロインたちとの関係が、その事件を通して少しづつ変化していく。

体験版は以前にレビュー済み。文章内に――（ダッシュ）が多いので人受けすると書きつつ、個人的にはかなり楽しみにしていたゲーム。その期待を裏切らず、システムや内容は課金用アドベンチャーに勝るとも劣らないほど完成されている。システム面では、SDカードへのデータ保存可、画面右のボタンの非表示、テキストやオートモードの速度調整まで揃っており、端末のスペックに関わらず楽しめるようになっている。

内容も、じっくり読み進めると15時間ほど遊ぶことができ、立ち絵やCG画の多彩さ、BGM等の演出も際立っている。コミックを読むような間隔で楽しむのもアリ。ノベルゲーム好きなら間違いなくのめり込める作品だ。※作者側のサーバーからデータを受信するため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。

ゲームの流れ

画面をタッチしてテキストを読み進める。会話ウィンドウ部分に書かれたSAVEやLOADをタッチするとそれぞれの項目へいく。

初期設定では画面右の操作ボタンが表示されている。右クリックでメインメニュー、左クリックはテキスト進行、上下はメニューの項目移動となっている。

操作ボタンを消したい場合は端末のメニューボタン→設定→ボタンを非表示。それと合わせて画面を中央にするのがオススメ。

多彩なCG画が用意されている。すごい労力だよこれ……。この物語に対する愛情を感じる。

主人公の周囲で起こる連続殺人事件。ヒロインたちと何か関係しているのだろうか。