ゲーム好きの皆さんお元気ですか!
前回の無料おすすめに続き、今回はゲームキャストさんの有料ゲームのおすすめを紹介していただきます。
残念ながらアプリゲットでレビューしていない、流石ゲームキャストと言えるチョイス!
ぜひチェックしてみてください♪
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目次
戦術ゲームが好きな人はダウンロードしないでください。歯ごたえのあるバトルと分岐付きストーリーにはまって大掃除ができなくきなくなってしまいます。『The Banner Saga』
良い点
戦略性の高いバトル。壮大な世界観を感じる会話。
悪い点
会話シーンでどのキャラクターがしゃべっているかわかりづらい。後半まで
The Banner Sagaのレビュー内容
お金を払っても後悔しない、むしろもっと払わせてほしい。そんな戦術ゲームが『The Banner Saga』です。
ヴァイキング時代の北欧神話の世界観を美しく表現したアニメーション。プレイヤーの選択で重要人物の生死すら左右され、変化していくシナリオ。そして何より歯ごたえ満載のバトル!
これで震えなければ、ゲーマーじゃありません!
でもこのゲーム、昨年発売されたときは日本語に対応していなかったので、全然話題になりませんでした。そして、最近になってようやく日本語で遊べるようになったので、ここで紹介したいと思います。
ゲームの世界観が良すぎてやめられなくなります
このゲーム、初期設定では字幕オフになっています。そのため、音声を日本語で理解できるように字幕をつけましょう。
字幕の設定はタイトル画面の「オプション」から……。
画面中央下の「CC」をタッチすれば完了。CCのボタンが明るくなっていることを確認してからゲーム開始!
オープニングの背景がとても美しくて衝撃。そして、淡々と語られる物語。これ、これこそが正当なファンタジー!
もちろん、アニメシーンもあります。バイキング風の人々が酒場に乗り込んで、バトル開始!
この美しさ、世界観。ロード・オブ・ザ・リングとか、超王道のファンタジーを思い出す完成度です。先が気になってやめられなくなります。
キャラの顔が濃い気もしますが、やっているうちに気にならなくなります。
バトルの歯ごたえが楽しくて、やめられなくなります
The Banner Sagaのバトルは、ターン性のタクティカルバトルを採用しています。プレイヤーと敵が交互に1人ずつ動いて、攻撃したり防御したりするアレですね。
特徴的なのは赤い数字で示される「力」と青い数字で示される「防御」、2つの数値をやり取りするところでしょう。このゲームでは、力を減らす「力攻撃」と防御を減らす「防御攻撃」の2種類の攻撃があります。
力は、体力と攻撃力両方を表します。
力攻撃をすると、「攻撃側の力-受ける側の防御」だけ力にダメージを与えます。
力が0以下になったキャラクターは倒れます。力が0以下にならなくても、力にダメージを与えれば相手の攻撃力は下がり、のちのち被害を減らせます。
防御攻撃は、防御を減らします。しかし、防御が0になっても敵は倒れません。「なら、力攻撃は敵を倒せるし、力攻撃だけでいいじゃーん」とはならないのがこのゲーム。
敵に与える力ダメージは、「力-防御」ですよね。つまり、防御が高い敵がいる場合、まず防御を減らさないと力ダメージを与えられないのです!
力攻撃か、防御攻撃か、どちらを使うか考え抜かなければいけません。
さらに素晴らしいのが、独自の行動順システム。普通の戦術ゲームを遊んでいると、敵が少なったあとは大勢で殴る作業になったりしませんか?
The Banner Sagaでは、プレイヤーと敵の行動は1回ずつ行われる仕組みを採用しているので、少数の敵と戦っていても敵の行動回数はプレイヤーと同じ。終盤まで油断はできません。逆に、味方の人数が少なくても動き方次第で勝てる状況もあり、単なる行動順システムがゲームの深さを大幅に増しています。
▲数の優位で敵を倒すぜ!
なお、敵が最後の1人になると「集中攻撃モード」になり、普通の戦術ゲームと同じようにボコ殴りできます。とどめの爽快感もあって、このあたり最高です。
▲ギリギリのバトルになりました……。
一定数の敵にとどめを刺したキャラクターは、バトル終了後に得られる「名声」を消費して成長させられます。そのため、誰にとどめを刺させるか、こちらも悩むことになります。
でも、バトルが厳しすぎて選んでられないんですけどね……。
マゾい選択の連続でしびれます
このゲームの売りは、「プレイヤーの選択でゲームの展開が変わる」こと。プレイ中、つねに様々な選択肢が示されます。
で、この選択肢のスリルがやばいのです。ただ事ではありません。なんせ、選択肢を間違えると重要キャラクターが即座に死にます。一番最初から育ててきたキャラクターだろうが、ラスボス攻略に重要なキャラクターだろうが、即死。
普通なら「やってられるか!」となるわけですが、なんか壮大なファンタジー群像劇感があるので許せます。というか、だんだん癖になってきます。
▲彼女は、焼き討ち作戦を提案してプレイヤーを救った後、死にます。バトルの余地すらなく、選択したら死にます。
ゲームが進むと、民間人や戦士を率いて長い道を旅することになります。このとき、旅のため「食料」が必要になるのですが……食料は「名声」を消費して購入します。
食料がなくなると人がどんどん死んでしまう怒りのデスロード。食料を買うとキャラクターが成長しづらくなる。なんという二律背反!マゾにはたまりません。
さらに、敵の大軍と出くわした時は戦術を選び、大勢で戦うことになります。戦術次第で、大勢の命を救えます。民間人を犠牲にすれば、楽に生きることもできます。どの選択を選ぶか。これがまたつらい!
ちなみに、うまく戦術を選択して、戦いに勝ちまくれば大勢で行軍できます。しかし、人が増えると食料が余分に消費されるので、よりゲームはシビアになります。
でも、このシビアさのおかげで真剣になれるし、真剣になれるからやめられない。そんなゲームです。
負けてもゲームは進むのでやめられなくなってしまいます
ここまでの記事を見て、「え、そんな難しいゲームできるの?」と、不安になった方もいるかもしれません。安心してください。
ほとんどのバトルでは、負けてもゲームがそのまま進みます。それどころか、負けたとき専用のテキストすら用意されているので、負けを楽しむこともできます。
▲負けたけど、NPCが助けてくれてゲームは進みます。
勝っても負けてもそれが積み重なってストーリーが生まれるので、「ええい、セーブからやり直しだっ!」という繰り返しはないのです。そのせいで、ゲームが止まるタイミングがなくてやめられません。
安心してゲームを進め、あなたの選択と戦術がもたらした結果を見届けてください。
そして、結果が気に入らなければもう1度プレイして、別の展開を見ればOK。やめられない、止まらない。そして周回プレイで長ーく遊べるゲームですよ!
なお、本作は全3部作となっており、現在は第1部と第2部のみ提供となっています。そろそろ第3部も来るでしょうし、今のうちにプレイして待っておきましょう。
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