今回は、今話題の「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」に収録される30本のうちの1本。
「グラディウス」を特集していこう!
他に類を見ないパワーアップシステムに、耳に残る音楽。
ファミコン版では各種裏技に幻のコラボ『アルキメンデス版』もプレゼントされた名作横スクロールシューティング!
「グラディウス」って?
「グラディウス」は、1985年5月にコナミよりリリースされたアーケード用横スクロールシューティング。
開発当初は、1981年リリースの「スクランブル」をベースに製作されていた為、「スクランブル2」という企画名で進行していた。
リリース当初の正式タイトルは「超時空ファイター グラディウス」。
後にファミコンをはじめ他機種に移植された。MSX版では独自のシリーズが展開しており、同名タイトルでも内容が別の作品になっている。
全7ステージ構成で、エンディング後に難易度の上がった1ステージへ戻る為、実質無限ループ作品。
キャッチコピーは、「1.9.8.5. 宇宙ガ、マルゴト、ヤッテクル」。
ストーリー概要は、惑星グラディウスを救う為、超時空戦闘機ビックバイパーのパイロットとなり亜時空星団バクテリアンと戦うというもの。
パワーアップは、スピードアップ、ミサイル、ダブル、レーザー、オプション、バリアがあり、パワーアップカプセルを取ることで選択箇所が移動し、パワーアップボタンを押すとその位置のパワーアップが獲得できる。
スピードアップとオプション以外は、取得状態にあると選択できなくなる。
そして、スピードアップは7段階、オプションは4つ(ファミコン版は2つ)まで取得可能。
ただし、スピードアップしすぎると操作不能なほどの速度になってしまう。
通常は、扱い易い2段階程度を使用する人が多かったが、7段階でプレイする強者もいた。
ショットに関しても、通常ショット、ダブルショット、レーザーの三種類がある。
ダブルは、通常ショットが前方だけでなく斜め上にも同時に発射される。
レーザーは、真っ直ぐ直進する貫通ショットになる。これは、アーケード版では長いレーザーなのだが、ファミコン版では本体の性能上短いレーザーを連射するような仕様になっていた。
単体で使用した場合、どれも大きなパワーアップにならないのだが、オプションを取得することで飛躍的に強くなる。
グラディウスの一番の特徴といえるオプションは、自機を追従して動き、自機と同じ攻撃を発射する。
つまり、1つ取得するだけでもビックバイパー1機分の攻撃力が増えるのだ。
バリアに関しては、その名の通りザコ敵の体当たりや弾などを一定数防いでくれる。
こういったパワーアップを駆使してステージを攻略していく。
ミスしてしまうと、パワーアップの全てを失うので、復帰が困難なゲームとしても有名だ。
ワープにコナミコマンド
そして、アルキメンデス版
ファミコン版には、当時裏技が流行っていたので、御多分に漏れず裏技が存在していた。
その一つが、特定条件を満たすことで発動するワープ。
発生するステージは決まっていて、特定の条件を達成した時点でステージを飛ばしてプレイしていけるというもの。
ハイスピードクリアには必須の攻略法ではあったものの、全ステージをプレイしたい人にとっては、少し邪魔な存在でもあった。
最初からワープに頼りっきりのプレイをしている子たちは、途中のステージを知らない、なんてコトも発生している程だった。
裏技その二は、有名な「コナミコマンド」。
これは、ポーズボタンでゲームを一時停止時に【上上下下左右左右BA】の順番で入力が成功すると、フルパワーアップ状態になるというもの。
様々なコナミゲームで可能なコマンドで、ほとんどのゲームで便利なコマンドとして使用されていた。
後々のゲームでは、このコマンドを入力すると自爆するようになっていたりというトラップも準備される程、当時はみんなが知っているコマンドだった。
あと、グラディウスには【アルキメンデス版グラディウス】という別バージョンが存在していた。
当時発売されていた『アルキメンデス』というお湯を使わないインスタントカップ麺のキャンペーン用コラボバージョンで、抽選で貰えたものだ。
違いは、パワーアップカプセルがアルキメンデスのパッケージになっているコト、あとエンディングのメッセージが通常と違うというコトくらい。
つまり、そこ以外は通常版と全く同じ。
当時のコラボアイテムは、こういったものだったのだ。
この為に当時の子供たちはアルキメンデスを何食も食べて応募券を集めた・・・だが、当たらなかったんだよなぁ。
実際、レトロゲームを取り扱っている中古ゲームショップで見かけるコトはあるが、プレミアがついているので手が出ないアイテムだ。
「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」には、通常版が収録されている。
通常版も名作で、今のシューティングにないパワーアップ方式は、今遊ぶと凄く新鮮なので是非遊んでみてほしい!
スマホで遊べるレトロ風ゲーム
ぎゅうぎゅうダンジョン2
「ぎゅうぎゅうダンジョン2」は、魔物がぎゅうぎゅうに詰まった迷宮に挑むダンジョンRPG。
ダンジョンに入ると周囲は完全に魔物に囲まれた状態でスタートする。
体当たりで即決着がつくシステムで、レベル差によってダメージが変わるというシステムだ。
前作から同様のシステムだが、今回は基本以外にジョブチェンジやダンジョン以外での宝箱などシステムが追加されている。
よりやり込み要素が深まったレ本作は、前作から遊んでいる人はもちろん、レトロ風ゲーム好きなら是非プレイしておいてほしい逸品だ!
Dot Heroes Ⅱ :Top Summoner
「Dot Heroes Ⅱ :Top Summoner」は、英雄や兵士を送り込んで魔物を倒す塔攻めRPG。
100階構成の塔を1フロアずつ攻略していくシステム。
兵士はオートで進み、オートで戦闘をしてくれるので、プレイヤーは兵士たちの稼いだお金で兵士たちや英雄を育成するのがお仕事。
英雄は任意のフロアに出現させる事ができるが、兵士と違ってフロアをクリアしても次のフロアへは進まず、出現させたフロアを巡回する。
兵士と英雄を上手く使い分けて塔を制覇し、てっぺんに待ち受けるボスを撃破するのが目的になるぞ。
スーパー ニャー!!
「スーパー ニャー!!」はヒーローに憧れるネコキャラを操り、多彩な能力を駆使してステージを突破する王道2Dスクロールアクションだ。
ハイムーンや雨の日、太陽と風など様々なシチュエーションのエリアに挑んで物語を進めていこう。
基本操作は画面左にあるボタンで左右移動、右側にはジャンプボタンがあり、敵を踏みつけて倒すスタンプ攻撃や空中にあるブロックを真下からジャンプで叩くと壊せるなどオーソドックスな形式になっている。
この他に、エリアごとに「妖精」が出現し、それを取得すると魔法弾の発射や近距離ワープなど、多彩な特殊アクションが使えるようだ。
ステージの各所には針山や不意に飛んでくるトゲトゲ玉、近づかないと発見できない隠し部屋があり、それらの障害を多彩なアクションで乗り越えていこう。
アプリゲットが贈る「ゲーム年代史」もご覧ください!
レトロゲームなら任せろ!記者むらさきが贈る受験に役に立たないゲームの歴史「ゲーム年代史」をご覧ください……。