世界初のカラー液晶の携帯マシン。
ゲームボーイの対抗馬。
それが―――
「アタリ・リンクス」
上下左右どの方向にも持って遊べるユニバーサルデザインの革新的な携帯ゲーム機を大特集!
「リンクス」って?
Atari Lynx(アタリ・リンクス)は、1989年にアタリコープ社が発売した携帯型ゲーム機。
4096色カラー液晶画面で、スプライトの拡大縮小回転のハードウェア処理機能を持つという当時の携帯型としては驚異的性能のマシンだった。
同年代の携帯型ゲーム機は、任天堂の初代「ゲームボーイ」があるが、ハード的な性能では圧倒的に勝っていた。
通信ケーブルで8人まで同時プレイが可能だったり、意味不明な程な高性能。
ちなみに、バックライト搭載型のカラー液晶画面の携帯機は業界でも初となる。
特徴的な形状
ユニバーサルなデザイン!
リンクスといえば、形状が他の機種と異彩を放つ。
現代でもない、革新的なアイデアが詰まった形だったのだ。
配置は、上下対称で、同じ意味合いのボタン、A・Bボタンが上下に一対ずつ付いている。
これは上下を逆に持つコトで、左利きのプレイヤーにも対応した操作が可能という、ユニバーサルデザインになっているのだ。
しかし、この事を左利きのゲーマーに話したところ、車の運転と同様にゲームプレイも慣れてしまった方がやり易い、とのこと。
欧米のように左利きも多いようなところでは、ユニバーサルデザインも受け入れられる可能性はあるだろうが、日本で、特にことゲームに関しては、ファミコンのスタイルが定着してしまっている以上、あまり受け入れられないのかもしれない。
だが、リンクスのこのデザインはそれだけではない!
なんと、今のスマホゲームのように横画面、縦画面の双方で遊べるというもの。
つまり、縦持ちでも遊べるのだ。
だが問題は、リンクスの大きさと重さ、そして十字の操作ボタンの配置にも着目しなくてはならない。
端的に言うと、大きくて重いので、縦持ちすると操作がキツイのだ。
大きさでいうと、PSPと比べても数倍の巨大さで、とてもポケットには入らない。
どちらにしても革新的なアイデアではあったが、受け入れられるようなものでは無かった。
非常に残念ではあるが、白黒表示のゲームボーイの圧倒的勝利だった。
後にダウンサイジングされたバージョンも登場したのだが、時すでに遅くゲームボーイに席巻されていたのだ。
でも、少なからず世界中にファンはいる。
特にこれでリリースされていた「ガントレット」が人気で、そのために本体を買う人もいたくらいだ。
後々にセガ・ゲームギアの発売に伴い、カラーのアドバンテージも無くなってしまい、ひっそりと消えていった悲劇のマシンだ。
スマホで遊べるレトロ風ゲーム
ぎゅうぎゅうダンジョン2
ダンジョンに入ると周囲は完全に魔物に囲まれた状態でスタートする。
体当たりで即決着がつくシステムで、レベル差によってダメージが変わるというシステムだ。
前作から同様のシステムだが、今回は基本以外にジョブチェンジやダンジョン以外での宝箱などシステムが追加されている。
よりやり込み要素が深まったレ本作は、前作から遊んでいる人はもちろん、レトロ風ゲーム好きなら是非プレイしておいてほしい逸品だ!
Dot Heroes Ⅱ :Top Summoner
100階構成の塔を1フロアずつ攻略していくシステム。
兵士はオートで進み、オートで戦闘をしてくれるので、プレイヤーは兵士たちの稼いだお金で兵士たちや英雄を育成するのがお仕事。
英雄は任意のフロアに出現させる事ができるが、兵士と違ってフロアをクリアしても次のフロアへは進まず、出現させたフロアを巡回する。
兵士と英雄を上手く使い分けて塔を制覇し、てっぺんに待ち受けるボスを撃破するのが目的になるぞ。
スーパー ニャー!!
ハイムーンや雨の日、太陽と風など様々なシチュエーションのエリアに挑んで物語を進めていこう。
基本操作は画面左にあるボタンで左右移動、右側にはジャンプボタンがあり、敵を踏みつけて倒すスタンプ攻撃や空中にあるブロックを真下からジャンプで叩くと壊せるなどオーソドックスな形式になっている。
この他に、エリアごとに「妖精」が出現し、それを取得すると魔法弾の発射や近距離ワープなど、多彩な特殊アクションが使えるようだ。
ステージの各所には針山や不意に飛んでくるトゲトゲ玉、近づかないと発見できない隠し部屋があり、それらの障害を多彩なアクションで乗り越えていこう。
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