低迷していたゲーセンの救世主との呼び声の高い「艦これアーケード」。
本当にゲーセンは窮地を脱したのか?
それでも閉店するゲーセンは後を絶たない現状と、今後のゲーセンはどうなっていくのだろう?
今回は、そんな「艦これアーケード」って儲かるの?と、ゲーセンの向かう先を考察してみよう!
「艦これアーケード」は儲かる!?
稼働率は100%近い怪物ゲームである「艦これアーケード」だから、当然ゲーセンは左団扇でウハウハだろう!
と、思うじゃない?
でも、それは「艦これアーケード」がスタンドアローンのアーケードゲームだった場合に限られる。
プレイ料金の他に、カードの購入もあるのでカードの印刷料金が結構高い。
これは、カードがただの紙のカードだったら話は別だろう。
しかし、ICカードである性質上、カードそのものや印刷用のシートなどを含めると、1枚のカード印刷で儲かる利益は20~30円程度になる。
ちなみにこれはノーマルカードでの換算で、ホロカードの場合は店の利益は限りなく6円程と言われている。
つまり、同じ稼働率でプレイされるなら、対戦格闘ゲームの方がはるかに利益がでると言うコト。
もっとホロカードだせよ!とか言うのは、お店がかわいそうになるのでやめたげて!w
このコトから、正式に公表されるコトのないであろうホロカードの排出率は、お店に不利益をもたらさないレベルで調整されているハズだ。
ゲーセンと今後
ゲームセンター的には、低迷していたところに客を引けるいい牽引役となってくれてはいるものの、まだまだ不安要素があるといった感じだろう。
格闘ゲームが全盛の時代では、最新作を入れてさえいればダイレクトに儲かっていた。
だが、大型筐体が主流になった現状では、「艦これアーケード」のような大型筐体を入荷できる店舗でなければ経営は成り立たないかもしれない。
だったら、「艦これアーケード」をいっぱい入荷すればいいじゃん!
というわけにはいかない。
筐体の発注は、実際は発売予定の3か月前には締め切られている。
延期が絡む為、詳しい期日は書かないがヒットしたから入荷しよう!では遅い。というか、無理。
尚且つ、設置が可能かの判断もある為、お店の系列や規模などの関係上断念する店舗もある。
それに、カード生産量の問題もあるので、筐体をむやみに出荷してくれないという事情もあるのだ。
かなり厳しい事に、艦これアーケードを入荷できた店舗は生き残っているが、入荷できなかった個人経営の店舗などは、ただでさえ少なかった客を艦これが置いてある店に奪われ閉店に追い込まれる例もある。
こう考えていくと「艦これアーケード」は、救世主というより選定者となってしまっているのかもしれない。
今後、このような大型アーケード筐体が発売される場合、ヒットするかの先見性が問われるコトになっていくだろう。
特に年末、「ラブライブアーケード」の存在が大きなカギとなるかもしれない。