「太陽系戦隊ガルダン」数々の悲劇を生み出した伝説のパチモンプラモを特集!パパのバカ!ガンダムが欲しかったのに!【パチモノプラモ戦記】

画像出典:http://plaza.rakuten.co.jp/kajun2011/diary/201206040000/

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80年代、初代ガンダムガンプラがブームとなっていた時代。

パチモノとカテゴライズされる「TVアニメからではないオリジナルのロボット」のプラモたちが発売されていた。

多くのパチモノの中、最も悲劇を生み出したシリーズがあった。それが――――――。

「太陽系戦隊ガルダン」

伝説のパチモノシリーズだ!

今回は、この「ガルダン」にスポットライトを当てて特集していこう。

楽しくなければプラモじゃない、ってね! by京田四郎(プラモ狂四郎)

「太陽系戦隊ガルダン」とは?

「機動戦士ガンダム」のプラモデル、通称「ガンプラ」1980年代大ブームとなっていた。

そんな中、アリイ社から発売されたのがSFロボットプラモデルシリーズ――――――。

画像出典:http://www.geocities.co.jp/Playtown/4937/models/baku.htm

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「太陽系戦隊ガルダン」

アニメなどの原作は全くなく、プラモデルのみで展開するシリーズでで、設定などはガンダム風のSF戦争モノの味付けになっていた。

シリーズとしては以下の8つのメカが発売。

ロボットシリーズ
・最強戦士ドン
・超鋼戦士ガン
・戦略戦士バク
・電磁戦士マグ

戦車シリーズ
・特殊重戦車ゴムル
・機動戦車ダムラ
・突撃戦車ベラダ
・歯光戦車ジラン

画像出典:http://www7.plala.or.jp/tinkiri/aku/sen/gundam/guldan.html

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主役メカや、ライバルメカっぽいのにはドリルがついてます。

画像出典:http://plaza.rakuten.co.jp/kajun2011/diary/201206040000/

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また、ガンプラが戦車や戦艦などのスケールモデル同様のスケール表記をしたコトもあり、こちらのシリーズでも表記はあった!

1/500アニメスケール!?

画像出典:http://plaza.rakuten.co.jp/kajun2011/diary/201206040000/

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「Oh!!アニメスケール」とパッケージには書かれており、ガンプラ1/144スケールを真似たにしても……。

計算してみると全長約60mのロボットか―――ちとデカいか?

しかも、戦車シリーズロボットシリーズ合体するのに、戦車シリーズだけ1/100アニメスケールってどうなってるんだ!?

世のお子様とパパたちを苦しめた
「太陽系戦隊ガルダン」というプラモ

悲劇を生む問題とは、「ガンプラ」に作ってあったパッケージ

ロゴまでそっくり!! 画像出典:http://plaza.rakuten.co.jp/kajun2011/diary/201206040000/

ロゴまでそっくり!!
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本当に大ブームとなっていた「ガンプラ」は、入荷しても即日売り切れ

何をしても売れるとあって、途中から抱き合わせで販売されるコトも多かった。

「ガンダム」「アッガイ」がセットなんてのは生ぬるい方だ……。むしろご褒美!

「Gファイター」とガンダムと関係ない「大阪城」のプラモがセット(実話)という作品を冒涜したような抱き合わせまで登場する有り様。

子供たちも色んな店に探しに歩くが、欲しいガンプラがなかなか手に入らない

「ガンプラ買ってきて!」と頼まれるパパさんも多かった。

子供たちが持っているプラモのパッケージだけを知っていて、それ以外のガンプラを買おうと奔走するパパさんたちに試練が訪れる!

左本物・右ガルダン 画像出典:http://www.amazon.co.jp/ 画像出典:http://vakamax.blog53.fc2.com/?date=200705

左本物・右ガルダン
画像出典:http://www.amazon.co.jp/
画像出典:http://vakamax.blog53.fc2.com/?date=200705

「ガルダン」のパッケージ群、これは何となく似てる絵柄と、パイロットが描かれているという類似点がポイントになる。

画像出典:http://plaza.rakuten.co.jp/kajun2011/diary/201206040000/

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当時のパパさんたちが「これがガンプラかな?」、「これは息子も持ってないからいいか?」といった感覚で買って帰ると――――――。

「パパ!これじゃない!ガンプラが欲しかったのに!」

という悲劇的な結果になる。

数多くのパチモノの中でも、この「ガルダン」はこの手の悲劇多く生んだコトで、良く知るガンプラファンは多い。

プラモデルとしての「ガルダン」シリーズ

パッケージで悲劇を生んだ「ガルダン」だが、これだけで終わらないスペックを秘めている!

それがその中身、プラモデル本体にあった。

ガルダン大地に立つ!
動かない関節に謎の合体!

たとえガンプラと間違って買われたモノでも、カッコよければ飛びつく子供も多かったパチモノの世界。(筆者も数多くのパチモノを収集していた)

数多のパチモノの中でも「ガルダン」の造形は驚愕のディテールだったのだ!

画像出典:http://www7.plala.or.jp/tinkiri/aku/sen/gundam/guldan.html

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可動部分ほぼ無く巨大な頭部1980年代のメカとしてはありえない程のカッコ悪さ。

また、唯一自由に可動する肩のパーツだが、接合部が超が付くほど破損し易く、ちょっと力を入れるとプラモのランナーより簡単に折れてしまう

更に驚くべきことに、合体機構を持っていたという点――――――。

画像出典:http://www7.plala.or.jp/tinkiri/aku/sen/gundam/guldan.html

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この有り様である―――(絶句)

下半身武器合体!……って、上半身どこいった!?

こんなんが戦場を歩き回ってるのを想像しただけで、恐怖する以上に大爆笑で戦うどころじゃないんじゃなかろうか?

「ガルダン」の秘密
金型の流用プラモだった!

ここまで時代遅れなのは珍しいと感じるが……それには理由があった。

1980年代とは、かなりSFブームでメカデザインも洗練されていった時代。

どう見ても1970年代以前のデザインにしか見えない「ガルダン」シリーズ

―――秘密は会社の経費削減案だった!

1975年に同じくアリイ社で製作されたオリジナルSFロボットプラモデル「合体ロボシリーズ」というものがあった。

画像出典:http://www7.plala.or.jp/tinkiri/aku/sen/gundam/guldan.html

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まったく同じじゃねぇか!

パッケージは、これをガンダム風にリファインしただけだったのだ。構図まで一緒!

プラモの原型である金型は、何もない状態から制作するとなるとかなりの大金がかかる。

その為、金型そのまま流用し、安価で改変可能なパッケージ名前だけを変えて販売された商品。

それが「太陽系戦隊ガルダン」の真の姿だったんだ!

ちなみに「合体ロボシリーズ」も、「鉄人28号」「マジンガーZ」などのパチモノだったようだぞ!良く見るとわかるだろう。

後に「ガルダン」は別のお菓子のおまけプラモ名前のみが受け継がれ、更にその後は別のパチモノシリーズ「ザ・アニメージ」に吸収されていくが、それはまた別の話。

アプリゲットが贈る「パチモノプラモ特集」もご覧ください!

murasaki_weep

ロボット大好き!記者むらさきが贈るちょっとだけ濃ゆい「パチモノプラモ戦記」をご覧ください……。

執筆者: 編集部

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