最近、e-Sports(ゲームで競技する業界)を巡る各所の動きが活発だ。
Aimingによる、e-sports プロチーム「DeToNator」へのスポンサード決定(リリース)。
アソビモのよるe-Sports大会「GO-ONE2015」の開催。
バタフライ元社長の北村氏による「ワンダーリーグ」立ち上げ。
そして、twitchの日本進出。
Twitchやその歴史については
アマゾンの狙いは? 1000億円で買収した「Twitch」とは何か
や
「Twitch」はどのようにして数年で巨大ゲーム実況プラットフォームになったか
が詳しいのでこちらを読んで見てほしい。
一言でまとめると、ゲームの生放送ができるプラットフォームだ。
しかも、世界最大。
2014年8月にはアマゾンが1000億円で買収したことでも話題になった。
twitch.tvは、アカウント数1億以上を誇り、月に150万アカウントが生放送を行っている。
1ヶ月の全ユーザ合計視聴時間平均は150億分(1年は52万分)にのぼる。
同時に最大では110万人が視聴し、合計では3200万アカウントが視聴した大会まで存在する。
そんなTwitchがついに日本に本格的に進出する。
日本進出にあたって、スマブラのゲーマーとして活動していたアユハこと中村鮎葉さん(twitter : ayuha167)が第1号社員として参加した。
自身もTwitchで配信を行っていたユーザーとあって、世界のe-Sportsの状況にも詳しい。
「世界では年に何回かは億円単位の賞金が出る大会が行われています。これらの配信がほぼ全てTwitch上で行われています。
昨年の「リーグオブレジェンド」の世界大会は韓国ソウルで開催され、ワールドカップスタジアムを満員にする観客が世界各国から詰めかけました。ここの配信もTwitchにてでした。
また、アメリカではe-Sportsの優秀な選手に奨学金をだして支援したりもしています。
(編集注:米国の大学、「ゲーム選手」に奨学金提供へ:eスポーツ奨学金開始)
それくらいすそ野は広がっているのです。
スポンサーはゲーム機メーカー、ゲームメーカー、AV機器メーカー、エナジードリンクメーカーなどが大会やゲームチームに行っています。
大会によっては地元の企業がスポンサーにつくこともありますね。」
グローバルに見ればかなりの盛り上がりを見せているTwitchは日本で何をしようとしているのだろうか。
「Twitchが大事にしている理念は、ゲームの生放送をする人のハピネス向上なんです。
なので今日本でゲームの生放送をしている人にたくさん会って話を聞いているところです。
Twitchを使っている人は対人対戦を楽しんでいる人が多いので、League of Legendsやストリートファイターのようなタイトルで生放送をしている方と話をしていることが多いです。
他にも、機器メーカーやゲーム会社から『こんなことをしてみたい』とか『どんな機材がおすすめですか』のような相談もどんどん増えていますね。」
日本での体制については、「まずバイリンガル4人くらいの体制」にして「今年中にオフィスを設けようと計画している」と語ってくれた。
本人の目標は「日本でe-Sportsを広めてゲームを頑張っている人が尊敬される社会にすること」だという。
日本向けのローカライズも着々と進行中ということなのでTwitchの今後の動きに注目したい。
関連リンク
twitter :ayuha16