アオシマのオリジナルロボットプラモデルシリーズの一つ。
一番有名なアトランジャーの兄弟ロボとして制作されたロボット、その名も―――
「ゴダイガー」
このロボットを君は知っているだろうか?
アオシマコミックスの展開でも5巻と後期の作品で、デザインも安定した感じの良作。
しかし、その完成度の高さから逆に埋もれてしまった悲劇のロボットでもある。
そんな「古代ロボ ゴダイガー」を大特集だ!
おれは、正義の古代ロボ・ゴダイガーで、地球を守るときめたのだ!! by武田剛(レッドホーク 古代ロボ ゴダイガー)
「古代ロボ ゴダイガー」って?
古代アトランティスで作られたアトランジャー。
その兄弟ロボットとして作られたのがゴダイガーという設定。
後付けの設定の為、登場時期から「ニューアトランジャー」と並ぶ事も多い。
アトランジャー程有名ではないものの、デザインの秀逸さからアオシマプラモのファンの間では人気が高い。
ちょっと、アトランティスっぽさは足りないとは思う……。
デザインとキット
ゴダイガーは、アオシマのオリジナルロボット系の中でも、新世代のデザイン。
プラモデルシリーズも有名なロボットと並んで登場している。
ガンダム以降のヒーローロボットのようなスタイルで、実にバランスがいい。
言うなれば、尖った部分がない。
それだけに、他のアニメシリーズのプラモに埋もれてしまいがちだった。
更に、発売当時はアオシマのプラモデルがミニ合体シリーズより、通常サイズのシリーズをメインとしてしまっていた為、本来の「合体マシン」としてのポテンシャルを発揮できていなかった点も悔やまれる。
通常サイズは、ミニ合体シリーズと違い形成色が一色なのも多少イメージが悪い。
キットに至っては、パンタロン状の足のせいもあって内股気味になってしまう男らしくない姿が目立ってしまった。
足の付け根の形状も、左右への可動をメインとしている為、やや可動範囲が狭い。
だが、改造しやすいキットだった為、ファンたちはこぞって改造しまくって可動範囲を広げたり、プロポーションの変更をしていった。
アオシマコミックス
「レッドホーク 古代ロボ ゴダイガー」
ゴダイガーは、漫画での展開もしていた。
アオシマコミックスのレッドホークシリーズの一つ―――
「レッドホーク 古代ロボ ゴダイガー」
レッドホークってなんだ?
って人も多いだろう。レッドホークとは、アオシマの「合体マシンシリーズ」の中核を担うシリーズで、簡単に説明すると「宇宙戦艦ヤマト」にスーパーロボットが登場するような世界観。
漫画シリーズは多数発刊されているが、それはまた別の話。
ゴダイガーは、そのレッドホークシリーズの五巻にあたる。
シリーズは各巻で独立しているので、これだけでも読むことは可能。
主人公、武田剛は、2113年の宇宙からこの地球に迷い込んだ。
そこは宇宙侵略をたくらむ悪魔の巨人がいたのに驚いた剛は、平和な地球を守る為、古代ロボ・ゴダイガーに搭乗する。
ゴダイガーの特徴は、高性能コンピューターを駆使する科学メカを使うコト―――らしい。
とにかく古代といいつつ、音波・電波レーダーやらサブ・コンピューターやらいろいろな用語が飛び出すSF系のロボット漫画だった。
アトランジャー的な要素を感じない点が残念だが、内容は普通に面白い!w
プラモデルにしても漫画にしても、ファンとそうでない人の評価が大きく割れる作品と言える。
個人的にカッコいいロボットだと感じるのだが、みんなはどう感じるだろうか?
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