そこそこメタゲームが固まりだし、前環境で二弱の汚名を着せられていたロイヤルは旗を掲げて華麗に復帰しました。
しかしながら、エルフにとっては少々厳しい環境が続いているようです。
エルフは手札に加わるフェアリーがエルフカードという性質上、どうしてもニュートラルと親和しづらいのがその欠点なのかもしれませんね。
そんなときは、一度過去のカードを見返してみるのが一番。
おあつらえ向けに、7月31日より構築済みデッキ「異形の茨」が発売しています。
環境ではそれほど使われていない「深き森の異形」をメインにしたデッキですが、ここからはどのようなデッキが派生できるのでしょうか。
異形エルフ
構築済みデッキのコンセプトをそのまま活かしたデッキです。
生成コストは27720。
コンボ成立のためにレジェンドカードを使用する関係上、非常に高い生成コストを要求されます。
コンボの流れは「古き森の白狼」で「深き森の異形」をサーチ、その後「ジャングルの守護者」をエンハンスするか、「エルフの執事・ヴィスト」など守護フォロワーを並べて異形を守り、一撃必殺するというものです。
コンボさえ決まればほぼ勝利なのですが、未だトップティアーのデッキにはなりえていません。
というのも、「バハムート」「テミスの審判」「魔将軍・ヘクター」などなど、悪名高い盤面掃除系のカードによってコンボ成立を妨害されたり、確定除去で割られてしまったりと、あまりにもコンボの穴が大きいからです。
ゆえにサブの勝ち筋として、「エンシェントエルフ」や「リノセウス」といったスタンダード期からの強力フォロワーを生成する必要があるでしょう。
絶対に生成すべきカード
デッキに投入されていないものの、このデッキを作成する上で外せないカードを紹介します。
古き森の白狼
コンボ成立のためのカードです。
サブの勝利手段として、「リノセウス」によるバーストダメージの増加も期待できます。
リノセウス
スタンダード期からの強力フォロワーです。
エルフといえば彼を差し置いて語ることはできないというレベルの強カード。
バーストダメージの増加・擬似的な除去カードとしての運用といった使い道が主になります。
エルフを続けていくのなら必ず生成したほうがいいでしょう。
分解してもよいカード
デッキがコンボ成立のために成り立っているので、ゴールド以上に分解してもよいカードはあまりありません。
あえて挙げるのなら、「マへス」は分解してもいいでしょう。
また、3つ購入したのであれば「エルフクイーン」は1枚か2枚を残して分解してもいいと思います。
ニュートラルエルフ
最近よく見る形のデッキです。
完全な状態で出すことが出来れば、圧倒的マナレシオと最強レベルの耐性を誇るフォロワー、「ビューティ&ビースト」を中心にしたデッキです。
このデッキに投入されていないレジェンドを多数使う関係で、構築一個からの生成コストは36400と非常に高いものになっています。
しかしながら、「エルフの双撃」をはじめとした強力なニュートラルフォロワーのおかげで、環境トップのデッキ相手にもある程度戦うことが可能です。
手札の温存や相手のバースト警戒など、非常に難解なプレイングが必要とされますが、それに見合った実力を誇ったデッキです。
絶対に生成すべきカード
構築済みデッキには投入されていないものの、絶対に必要となるカードを紹介します。
ビューティー&ビースト
デッキの中核となるフォロワーです。
「鏡の世界」を使ったあとに出せば、強力な除去耐性で盤面を瞬く間に制圧してくれるでしょう。
2体目の彼を続けて出せるようであれば、相手はほぼゲームセットとなる強力なフォロワーです。
不思議の探求者・アリス
前環境で猛威を振るったフォロワーですが、その強さは未だ健在です。
このデッキにおいては盤面へのバフよりも、むしろ手札のフォロワーの質をあげることに寄与します。
もちろん、ニュートラルフォロワーを展開してからの一斉バフは非常に強力なムーブであることは違いありません。
分解してもよいカード
ワンダーランドドリームズのカードを主に使うため、基本的にはゴールド以上のカードは砕いて構いません。
ブロンズ・シルバー帯のカードはある程度有用性が高いのでそのまま投入できますが、ほとんど一からデッキを作ることになるでしょう。
「ビューティ&ビースト」に関しては次の構築済みデッキで来るような気もするので、そこまで待てる人は待ってもいいかもしれませんね。