今回はニュートラルをネクロに変えるネクロスペル『再生の毒林檎』の思いつく主な使い方をまとめていきます。
見えざる大きな欠点なども紹介していくので、ネクロを重視したネクロデッキを構成する際の参考にしてください。
ニュートラルフォロワーが復活を持つ『再生の毒林檎』
『再生の毒林檎』はニュートラルフォロワーを対象としたネクロスペルです。
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「毒林檎食べたって、ネクロはネクロだろう?」
対象のニュートラルフォロワーのクラスをネクロに変更し、そのフォロワーはラストワード「同名のフォロワーを1体場に出す」という復活ともいえる能力を付与します。
一度破壊され復活すると『再生の毒林檎』の効果が外れまずが、墓場の数を稼いだり、相手に手間をかけさせたりするという意味では非常に便利なスペルです。
使う対象によって効果の意味が大きく変化する!
『再生の毒林檎』は単にニュートラルフォロワーをネクロに変え、1度きりの復活を付与するスペルではありません。
使う対象の能力によって、復活が付与される意味が大きく変わります。
例えば、ラストワードで手札に戻ってくるニュートラルフォロワー『アルティメットキャロット』に使うと、破壊された後、場に1体手札に1体と『アルティメットキャロット』が1枚増えます。
単なる能力を持たないニュートラルフォロワーに使えば単に復活するだけですが、対象のフォロワーの能力と合わせればフォロワーを増やすことも、守りを固めることも可能です。
『再生の毒林檎』の欠点は?
ニュートラルのフォロワーにしか使えないということも欠点ではありますが、使った対象を破壊されなければ意味が無いということが一番の欠点といえます。
一番の天敵は消滅やフォロワーを別のフォロワーに変換する能力です。
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「かっえちゃうぞ変えちゃうぞ!それか消す」
消滅されればそれまでですし、ウィッチの『変成の秘術』などのフォロワー変換をされてしまうと、ネクロでもニュートラルでもない別物になってしまうため場が一気に崩れてしまいます。
手札に戻されても効果が外れてしまうので、対ウィッチ戦では特に注意が必要です。
ニュートラルフォロワーしか使えないという点は、『鏡の世界』を使うことでコスト7までのネクロフォロワーであれば、『再生の毒林檎』を使えるようにできます。
ですが、『デュエリスト・モルディカイ』のようなコスト8以上のネクロフォロワーには使えないので注意してください。
『再生の毒林檎』と相性がいいデッキの構成は?
相性がいいデッキの構成は、デッキにニュートラルが含まれている、もしくは『鏡の世界』があるデッキです。
『鏡の世界』を使えばネクロフォロワーでも『再生の毒林檎』を使えますが、その手間を取りたくない場合はニュートラルフォロワーが入ったデッキで使いましょう。
ニュートラルフォロワーを強化してバトルを展開していくタイプの構成だと、『再生の毒林檎』を使うことでニュートラルフォロワーを対象にした効果が受けられなくなるので、構成をする時に注意してください。
おすすめの使い方その1:『アルティメットキャロット』の増殖
ニュートラルフォロワー『覇食帝・カイザ』が出すトークン『アルティメットキャロット』は、コスト2の低コストフォロワーですが、破壊されれば手札に戻る能力があるため、ネクロでは墓場を稼ぐためのフォロワーとしてよく使われています。
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「に!ん!じん!に!ん!じん!(何故かテンションが高め」
先ほど例に挙げた通り、元々復活する『アルティメットキャロット』に『再生の毒林檎』を使えば、『アルティメットキャロット』を増やすことが可能です。
消滅されたり変換されたりするとそれまでになってしまいますが、『セイレーンの涙』を使ったネクロもニュートラルも必要なデッキで使うと、デッキのバランスがとりやすくなります。
『アルティメットキャロット』と『再生の毒林檎』の組み合わせは、カード枚数の少ない2pickでもおすすめなので、機会があれば使ってみてください。
おすすめの使い方その2:守護を持ったニュートラルフォロワー
ネクロでは低コストのフォロワーを使った『スケルトン』などの召喚による増殖で序盤を立ち回ることが多いのですが、『スケルトン』を使わないタイプのデッキの場合、序盤の守りが薄くなり満足に立ち回ることができません。
その際壁役として大体コスト3までの守護を持ったフォロワーをよく使うのですが、そのフォロワーに『再生の毒林檎』を使うことで、1体で2体分の守護フォロワーとして使えます。
数ある守護を持つニュートラルフォロワーの中でもおすすめなのは『ベルエンジェル』です。
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「(て、テンションが高い人がいる・・・)」
『ベルエンジェル』の場合は、攻撃を2回避けるという目的がありますが、その裏で手札を2枚引くことができます。
他にも『風の軍神・グリームニル』などの守護を持つニュートラルフォロワーであれば、消滅・変換以外では少なくとも2回攻撃・破壊しないと守護が離れない場を作れるので晩成型のネクロデッキにおすすめです。
おすすめの使い方3:『セイレーンの涙』とのコンボ
ネクロデッキでニュートラルを使う新しい形といえば『セイレーンの涙』を使った、ネクロとニュートラル両方を基調にしたデッキがあります。
『ダークアリス』を使うニュートラルネクロデッキもありますが、『ダークアリス』の効果でネクロカードが全て消えてしまうのでネクロを基調とするデッキにはおすすめしません。
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「複雑すぎて使ってくれないわよね」
『セイレーンの涙』はターン終了時にネクロとニュートラルのフォロワーが各1体以上知る場合、ネクロフォロワー1体を破壊し、ニュートラルフォロワー1体を破壊されたフォロワーの攻撃力分強化するというアミュレットです。
両方が必要なときにニュートラルしかないという場合『再生の毒林檎』を使うことで、生贄の代わりを作れます。
さらに破壊されても1度は復活するので、場の戦力をそのまま保てます。
『セイレーンの涙』を軸にしたデッキを使う方はぜひ参考にしてください。