When the Past was Around(ウェン・ザ・パスト・ワズ・アラウンド)
Toge Productions
アドベンチャーゲーム
基本プレイ無料
過去と向き合い生きていく…!ビジュアルと音楽による演出で涙を呼ぶポイントクリック型アドベンチャーダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
ビジュアルと音楽で過去の日々を描くクリックポイント型アドベンチャーゲーム
「When the Past was Around(ウェン・ザ・パスト・ワズ・アラウンド)」は、ビジュアルと音楽で過去の日々を描くクリックポイント型アドベンチャーゲーム。
タイトルは日本語で「過去がいたころ」。「いた」という表現が示す通り、ありし日をともに過ごした人との愛がテーマとなっている。
オーソドックスなクリックポイント型アドベンチャーながら、セリフやナレーションのないナラティブなつくりが特徴。おしゃれなビジュアルも魅力的だけど、何より心に響くのが音楽!心にしみる…。
プレイヤー自身も過去を振り返り、涙が止まらなくなる…そんな一作なのだ。
タップで探索!パズルを解こう
本作は典型的なクリックポイント型アドベンチャーとして作られている。画面タップで探索し、アイテムをゲットしてパズルを解こう。
アイテムの使用は、アイテム欄から対象物へとアイテムをスワイプすることで行えるぞ。
なお、画面は一画面ではなく、スワイプによって左右にスクロールできる。アイテムやパズルの見逃しがないか、しっかりスクロールしてチェックしよう。
プロローグは無料!フルプレイには課金が必要
本作は無料アプリとして提供されているが、無料でプレイ可能なのはプロローグのみ。すべてのストーリーを見るためには、課金が必要だぞ。
課金額は2022年4月6日時点でiOS250円、Android110円と、それほど高くはない。世界観が気に入ったのなら損はない価格だと思う。
ただ、無料部分はプロローグというだけあって、物語の出だしに過ぎない。あたたかで穏やかな日々が描かれているが、有料部分に入るととある事件が発生し、暗い展開になることは押さえておこう。
「When the Past was Around」の魅力はナラティブなつくりと心にしみる音楽
10年前より5年前の方が、去年より今年の方がダンゼン幸せ、どちゃくそハッピー!…心からそう言えたなら、どれほどよかったろう。
ある程度の年月を生きていれば、幸せな時もあれば、不幸なときもある。「あのころはよかったな」と、過去のしあわせを思い返すことだってあるだろう。
本作は「過去」がテーマなだけあって、そんな経験をピンポイントに刺してくる。だから、自分のことのように泣けるんだよね…。
セリフがない!だから自分と重なる
本作の主人公、エダは20代前半の女性。かたや筆者は40代後半にさしかかろうという男性。
なので、人間的に重なる部分はほとんどない。にもかからわず、自分のことのように泣けてしまうのは、本作がセリフやナレーションを排しているからだろう。
セリフやナレーションがないことで、このシーンはどういう意味なんだろう?と積極的に考えるため、感情移入が促進される。この結果、自分自身の過去も「自分にもこういうことがあったなあ…」なんて、自然とストーリーに重ねちゃうのだ。
心にしみる!魅力的なフレーズ
自分の過去をストーリーに重ねてしんみりしているところを刺してくるのが本作の音楽!これはヤバい。
フレーズそのものも魅力的なんだけど、なにより使い方が上手い。印象的なシーンでフレーズだけを繰り返し使い、クライマックスではアンサンブルで表現!
この手法はたとえば、RPG「Mother」の「EIGHT MELODIES」に近いように思う。繰り返しによって記憶されたフレーズが、エモーショナルに表現されることで、受け手の感情も爆発する。…いや、泣くでしょコレ。
筆者は今でも「EIGHT MELODIES」聴くたびに泣いてしまうのだけど、本作の曲も相当泣いいてしまい、家族から何があったのか心配されてしまった。いやはや、お恥ずかしい…。
ゲームの流れ
ダウンロードして起動すると、この画面のように英語で表記されるかもしれない。しかし心配ご無用!本作は日本語に対応しているぞ。
「SETTINGS」を選び、「LANGUAGE」を「JAPANESE」に変更しよう。
ゲームを最初からプレイする場合「新しく始める」を。チャプターごとに始めたい場合は「チャプター」を選ぼう。
言語設定を日本語に切り替えていれば、チャプター名などが日本語で表示される。
ただ、言語設定を日本語にしたところで、本編にはセリフやナレーションがない。なので、気にならないのであれば言語設定を切り替えなくても問題ない。
まずはプロローグからプレイ。ゲームがスタートしたら画面をくまなくタップし、パズルを解こう。
部屋数にして3つクリアすると、プロローグ終了。それ以上プレイするには課金が必要だぞ。
チャプター1は、エダが雨の中、喪服姿で立っているところからスタート。どうやら愛する人を失った模様…。
エダの生活は荒むが、荒んでばかりではいられない。喪失感と向かい合わなければ…。
テキストで直接的な説明はされないものの、エダの心の移り変わりが胸をうつ。いい作品だ…。
「When the Past was Around」の攻略のコツは拡大してチェック
本作にはポイントクリック型アドベンチャー…ようするに脱出ゲームなので、まずはくまなくクリックし、情報やアイテムを収集することが基本。
本作は意地悪な謎がないので、この基本を守っていればクリアできるだろう。
ただ、一部の端末では文字が読みにくいケースがあるかもしれない。そこで、謎解きに読みづらい文字がかかわってくる場面について、ガイドしておく。
本棚の壁にはなんて書かれている?拡大して確認
本作をスタートして2つめの部屋では、本棚の中にとある文字が書かれている。
しかし、画面サイズの小さいスマートフォンではこの文字が読み取れない。
本作自体にはシーンの拡大機能を備えていないので、対策としては、一旦スクリーンショットを撮影し、スクリーンショットを拡大するほかない。
ただ、手間かかかるのでここでその数字を書いておこう。「1434641」だぞ。
鏡にはなんて書かれている?こちらも拡大
本作をスタートして3つめ、柱時計のある部屋では、鏡に文字が書かれている。
こちらは本棚の文字と比べると読みやすいものの、色の関係で数字がいくつなのか判別しにくい。
なので、この文字もスクリーンショットを撮影して確認するのがオススメ。
ちなみに、数字は「1915」と書かれているぞ。