My Memory Of Us
Virtual Programming Ltd
2Dアクションアドベンチャーゲーム
iOS:370円
少年少女は逃避行を続ける。ロボット軍団の支配から二人を切り替えながら逃げるアクションアドベンチャーダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
ある男の子と女の子の友情の思い出
「My Memory Of Us」は、少年少女がロボット軍団の支配から逃れるアクションアドベンチャー。
戦時下を思わせる重苦しい世界を舞台に、少年と少女、異なる能力の二人を切り替えながら進めていく。
モノクロ(ともう一色)の世界でスウィングするBGM。物語性の強いゲームを求める人にオススメしたい。
戦時下を舞台としたアクションアドベンチャー
隠密行動が得意な少年と、素早い移動が可能な少女を切り替えてゲームを進めていく。
文字は極力なく、フキダシの記号やジェスチャーで表現されていく。
既にPS4やPCで販売されているゲームだが、フリックやダブルタップなどに操作が最適化されており、ストレスなく遊べる。追加課金要素や広告もなし。
「My Memory Of Us」の特徴はストーリーテリングにあり
少年少女が手を取り合って冒険する。謎を解く。この雰囲気が好きな人は絶対いる。
謎解きアドベンチャーとしても説明 も親切で、ほどよく難しい。「LIMBO」「INSIDE」「ICO」ここらへんにビビビっとくる人はぜひ遊んでいただきたい。
第二次世界大戦を想起させる物語性のあるゲーム
重苦しいモノクロの映像の中で、ところどころ赤で塗られているのは、ゲーム内のヒントを示唆するだけではない。赤の色は、明確にロボットが敵対する色なのだ。
自分はスティーヴン・スピルバーグの映画「シンドラーのリスト」を思い出した。
本作はポーランドの作品。ユダヤ人の迫害を受けた戦時下の雰囲気をそこはかとなく、直接的にではないにせよロボット軍団の統治などでモデルにしているように思われる。
重苦しい戦時下を、少年少女の視点から、グロテスクにはせず、それでも戦争の悲惨さを描いていた。ゲームとしてもきちんと面白かった。
ゲームの流れ
冒頭。ここから一気に引き込まれる。
基本的にゲーム中はあまり文字による描写や会話はなし。
ロボット兵に追われている少年。彼はステルス能力が得意。
しゃがんだり隠れたりして少女に出来ないことをヤレ。
本作は移動速度は遅め。だが少女は走ったり担ぎ上げたりと少年よりパワフル。
おれ、こういう空気のある映画大好きなんだよな。「ジョジョ・ラビット」感動しまくったもん。「ライフ・イズ・ビューティフル」も。
二人で力を併せてはしごを登り、スイッチを押してリフトを動かそう。
だんだん謎解きも難しくなってくるがこのへんはまだ簡単。
ジェスチャーで何をすればいいか教えてくれる演出が童話っぽくていい。
ファンタジーだけど、現実と地続きなんだなあ、と思う。そういや戦争を描くゲーム、ってあったかな。日本で。
「My Memory Of Us」の序盤攻略のコツ
序盤は困ることがないと思うが、もちろん見つからないように進もう。というのもミスると結構前から戻されるためちょっとストレスが貯まるのだ。
少し分かりづらかったのがものを持つときのダブルタップだろうか。手を繋ぐ、放す以外にもオブジェを持つ時にタップが必要なのでそこは気をつけよう。
赤いオブジェに注目だ
時には別々に少年少女を行動させるときもある。そして、赤い色は物語の中でも、ゲームの謎解きでもヒントになっていることが多い。
赤い色のペンキをロボット兵にかけると…その時どうなるか。僕はその演出に胸を打たれたしこのゲームをダウンロードしてよかったって思ったよ。