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ゲームの特徴

タイトルと画像を見て、やるしかないなと思った。RPGのゲームデザインを使ったアドベンチャーゲームは個人的にかなり好きだ。家庭用ゲームだと「ナナシノゲエム」、PCのフリーゲームだと「ゆめにっき」や「青鬼」など、ホラー作品が多いのは、つたないドット絵の世界に独特の『肉感』みたいなものがあり、それが恐怖を引き立てているからだ。今作に恐怖要素はないが、レトロな2DRPGの生々しさを肌に感じられるはずだ。
目覚めるとそこは無人島。自身が何者で、なぜここにいるのかの説明もないまま脱出することを目的とされる。操作はオーソドックスなRPGと同じく、キャラを移動させて「しらべる」や「どうぐ」を使い、アイテムを拾ったり仕掛けを解いたりする。ようは戦闘のないRPGだ。ものすごく個人的な驚きだが、RPGから戦闘システムを抜くとジャンルが「アドベンチャー」になることが分かるゲームだった。よくよく考えればそうだよな。
欠点は操作性。とくに移動パッドが小さく、ボタンを押しにくいのが問題だ。下ボタンを押すと広告のwebページに飛ぶことがあり、左ボタンを押した時は音楽が消える。とくにBGMが急に停止したときは変にびびった……。これ演出なの? なんか怖い要素あるの!? とか。我ながら情けないが、そういった部分も含めて楽しめるゲームだと言いたい。